●数日前の夜、近くの小屋風に屋根のついた木製のごみ置き場の前を通りかかると、子猫の鳴き声がする。
ひょとして、生ごみと一緒に捨てたキチガイが?と思い、覗いてみるが、それらしき袋はない。
しかし鳴き声は直近から聞こえるので、はて?と、いそいそ懐中電灯を持ってきて、置き場の床下を照らしてみると‥‥‥いた!
見つけてしまった!
しかし、母猫の引っ越しの途中の可能性が大きく、その日は確認をしただけで、放置。
●翌日、まだいる!
●翌日、夜半に雨が降り、いささか心配となり、いってみると、まだいた!
濡れてはいないようだが、鳴き声も小さくなっており、思い切って引っ張り出すと、生後2週くらいで、ものすごく冷えきっている。
今、母猫が迎えにきたとしても、この状態からだと手遅れになりそうなので、観念して、部屋まで連れ帰ってしまった。
というか、正直、もう手遅れだろうと思って、看取ってやろうぐらいの気持ちだったのである。
部屋を暖かくして、素手で抱いて、タオルで包み、保温していると、意外とすぐもそもそ動き出し、「おっぱいくれ」と鳴き出す。
指先をがじがじ噛んで、吸うを繰り返す。
この部屋はペット不可の物件なので、大きい鳴き声には困惑せざるをえない!
子猫用ミルクの買い置きなんてないので(!)、ちょっと途方にくれる。
検索して、近所のペットショップの開店時間の10時まで、全っ然眠れず。
これほど時間の経つのを遅く感じたのは、久しぶりである。
●粉ミルクと哺乳瓶を買ってきて飲ます。
自分は、猫は20年くらい飼っていて、生ませたこともあるが、授乳ははじめてである。
排尿も刺激してやる必要があり。
ミルクの後、1~2時間スキンシップしてやらないと、ひとりで寝てくれないのでへとへとになる。
●とりあえず、実家ないし妹一家が引き取ることになりそうなので、それはよかった。