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怠惰なひな菊

漫画家・萩原玲二(はぎわられいじ)の怠惰なブログ(2006~2019)

Uncertain Times

2017-11-23 23:25:26 | Weblog


クリムゾンの来年のツアータイトルが「Uncertain Times」
あざとくもあり、本質もついた、なかなか優れた惹句でなかろうか。

不透明時代、不確実時代―――

いわゆる「グローバリズム」は退屈なテンプレートに決まっているが、その是非を超えて、「核」に取って代わった「抑止力」だとおれは思いたいが‥‥‥


宮崎駿 戦争 君の名は 憲法 天皇陛下 トランプ


↑の動画で、トランプ当選に呆れつつも、クリントンだって好きになれないと宮崎さんは語っており、うなずくよりない。

たしかに、合衆国にトランプが台頭しなかったら、例のハリウッドの「闇」は露見しなかったのでは?と邪推できるあたり、どうにもこうにも。

SNSの政治談議は世界規模で荒涼たる不毛地帯だし、気の合う仲間と壁に向かってアジテーションをとばしあう行為の意味とはなにか。

↑で、養老先生は「揺れてるときに一生懸命考えるのが一番バカらしい」とオピニオンを示してくださっとるので、素直にそうすべきでは。


Official Bootleg: Live in Chic


Dgm


The Book of Lost Things

2017-04-06 11:50:11 | Weblog



今さらうっかりブルゾン氏のネタをようつべで観てしまい、例の「ダーティーワーク」がことあるごとに頭で鳴り出し、困惑。

世代的?にあの手のパフォーマンスにはロバート・パーマーの「恋におぼれて」のMVを思い出してしまうので、これまたようつべにて鑑賞。

ブルゾン氏の風貌に、なんとなく20年代のルイーズ・ブルックスみを感じたりもして、ふとパプストの『淪落の女の日記』〔1929〕の全編もようつべで発見。
鈴木重吉の『何が彼女をそうさせたか』〔1930〕にいくらか影響はあるのだろうか?

(しかしようつべのなんでもある感は怖ろしいことである)

『淪落の女の日記』の英題は『Diary of a Lost Girl』というらしく、なんとなく類似した原題をもつ、宮崎駿の新作の原案なのでは?と噂されている『The Book of Lost Things(失われたものたちの本)』を図書館で発見してしまい、借りる。

パラパラとめくってみたところ、とりあえず主人公の屋敷の庭?に墜落してくるユンカースJu88と、向こう側?の世界でWWIのマークV戦車が登場するくだりを発見したので報告しておきたい!


Diary of a Lost Girl (G.W. Pabst, 1929) - YouTube



失われたものたちの本

ジョン・コナリー (著)

東京創元社


失われたものたちの本

2017-03-31 02:40:11 | Weblog
The Sex Pistols - Full Concert - 01_14_78 - Winterland (OFFICIAL) - YouTube



ジョン・ライドン、ドナルド・トランプ大統領を擁護した意図について語る _ NME Japan

「左翼のアティテュードにはひどいところがあるよね。証拠なしにそういう批判をしてもいいといううぬぼれを持ってるんだろうね。それじゃダメだよ。だって、俺にとっては事実が必要なんだ」


ライドン先生がこういう発言をするということは、それだけ世界的に「リベラル」というものがややこしいことになっているという現象のひとつであろうか。

サミュエル・フラーやロバート・アルドリッチの映画で描かれるような「リベラル」なら、おれも圧倒的に真っ当な精神だと思うし、賛同しまくらざるをえないが、とにかく世界的にややこしいことになっているというのは、間違いないのであろうか。


ところで、宮崎さんの新作がアイルランド出身作家のファンタジー小説を原案にしているらしいとの情報をツイッターで観測し、本当だとすれば、戦時下を舞台に集合的無意識に降りていく幻想アニメという内容になりそうで、これまた昂奮やむなしなのである。


失われたものたちの本

ジョン・コナリー (著)

東京創元社


第15期女流雀王決定戦 最終日

2016-12-26 11:28:52 | Weblog

MPGP制作委員会勢としては、O氏の王位奪還希望ではあった。

しかし今期の決定戦は問答無用で朝倉ゆかりプロが主役で、圧倒的主演女優だったのであり、脚本みたような展開に驚く。

大崎さんの最終日のツカなさに過去の決定戦の既視感を感じたりしつつ、そのツカなさは佐月麻理子プロ、愛内よしえプロも同様だったが、最終戦、親の朝倉Pが伏せたら終わってしまうオーラスで、逆転の手役を探る愛内Pのぎりぎりの長考に、非常によさがあった。




で、MPGP勢としての自分の進捗の鈍さには、われながら遺憾の意を表明したく、10年前の拙作の、デジタル仕上げ移行間もない時期の原稿データを開いたところ、ナイーヴきわまる処理に呆れ、さすがに手直ししなければならないのでは‥‥‥と冷や汗をかいているところで、配信時期的に心配です!