はーちゃんの気晴らし日記

気ままに 楽しく 書きくけこっこ!

寝苦しい夜

2013年08月31日 | わたくしごと
夕べは、とても暑くて寝苦しい夜でした。

我が家は、周辺に山や田んぼがあるため、都心が熱帯夜だとしてもそれほど暑さを感じることはありません。
窓を開けてエアコンのタイマーを1時間くらいつけておけば、朝まで快適に眠れます。

ところが、そんな私の地域でも夕べは暑かった~
夜中にクマがハァハァ言う声で目が覚めました。
とても暑そうで、クマの声は一段と耳に響きました。
それで1時間のお休みタイマーにして、エアコンをつけました。
クマは涼しい風と共にすぐに眠りについたようです。

私も多分ウトウトしたんだと思います。
エアコンが止まる音に気づきました。
エアコンが止まったから1時間が過ぎたんだなとぼんやりした頭の中で思いました。
何となくトイレに行きたい気がしました。
時計を見ると深夜の2時近くになっていました。
「そういえば息子は帰っているのかしら?」
と思いました。

その日の夕方(厳密には前日の夕方ということになります)、息子は飲み会があるとのことで、仕事から帰ってから出かけて行きました。
家を出たのは、7時近くだったと思います。
電車で二つ隣の駅だというので、多分会社の人との飲み会だろうと思いました。

トイレに行ったついでに玄関を見てみると、息子の靴がありません。
まだ、帰っていないようです。
息子は、月に1~2度の割合で会社の人や近所の友達などと飲みに出かけます。
今まで息子が飲みに行っても、いつ帰ってきたのか確認したこともなく、朝になるといつの間にか帰ってきているというのが常でした。
なので、今まで飲みに行った息子が何時ごろ帰ってきたのかなんて、気にしたこともありませんでした。
ところが、夕べは夜中に目を覚ましてしまったため、深夜の2時近くなってもまだ帰ってきていない息子の事が気になり始めました。
そーっと息子の部屋を覗いてみましたが、やはり息子はいませんでした。

部屋に戻って再度エアコンをつけ寝ようとしましたが、どうしても息子のことが気になって眠れなくなりました。
それで、息子に電話しました。
ところが電話はつながりません。
「おかけになった電話は、現在電源を切っているか、電波の届かない場所に・・・・」
電話はワンコールもせずに、そんなアナウンスが流れてきます。
私の不安は最高潮になりました。

息子の飲み会は、たまに新宿などの都心だったり、どうかすると熱海などの遠い場所で行われることがあり、それなら遅くなるのもわかるのですが、昨日の飲み会はたった二つ隣の駅です。
車で行っても30分くらいの場所です。
しかもたまの飲み会でもなく、定期的に開かれるような飲み会です。
夕方の7時頃出かけていって、深夜の2時になっても帰って来ないというのは、何かあったのかもしれないと思いました。

電話がつながらなかったのがその不安に追い討ちをかけました。
電話がつながらないというのは、飲み屋さんが地下にあるのかもしれないとも思いました。
でも、そんなに長い時間飲み屋さんにいるものだろうか?

色々考えると胸がドキドキしてきて眠るどころではなくなりました。
去年、知り合いの息子さんが謂れのない痴漢容疑で警察に連行されたことが頭をよぎりました。
電車で帰る途中に何かあったのかもしれないと思いました。
もしも息子にそんなことがあったとしたら、息子の場合は仕事も失ってしまうかもしれない。
息子のことだから自暴自棄になって、人生が狂ってしまうかもしれない。
それとも血の気の多い息子なので、店内で暴力沙汰にでもなってどこかへ連れ込まれてしまったのかもしれない。
などと、私の想像はますます悪い方向へ向かっていきました。

とにかく、電話がつながるまで電話をかけ続けてみようと思いました。
私の身体はがたがた震えていました。
電話をしてみると、今度はコール音が聞こえました。
あっ、呼んでる!
でも、呼んでいるだけで、なかなか息子の声は聞こえません。
私は、ずっと電話を鳴らし続けました。
ずいぶんコールした後、電話口に息子の声がしました。
ごく普通に
「もしもし」
と。
私は、息子の声を聞いた途端、ほっとして、
「目を覚ましたらまだ帰っていないみたいだから、ちょっと気になって電話したの。何もなければ良いのよ。」
と一方的に言って、電話を切りました。
私は安心して部屋に戻り、布団に入りました。

すると、それからすぐに玄関が開く音がしました。
息子が帰ってきたようです。
私が電話した時は、息子はタクシーの中で、すでに家の近くまで来ていたようです。
最初の電話が何故つながらなかったのかは不明ですが、おかげで要らぬ心配をしてしまいました。

30歳も半ばの息子です。
今更、帰りが遅いの何のってとがめることなどありませんが、いくつになっても親は、子供の事が心配になるものです。


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