他にも年末年始に色々読んだので、まとめて紹介
・「夢の守り人」 上橋菜穂子
今回はタンダの師匠のトロガイの過去が明かされます。そして、バルサが絶対勝てない敵が登場という感じで、相変わらず面白いです。ただ、闇の守り人を読んだ時はちょっとやられたと思ったのですが、今回はそういう仕掛けはあまりなく、普通に楽しめます。
・「怪談徒然草」 加門七海
新耳袋のようにいくつか怖い話を選んで読ませる本です。耳袋と違い、著者が現実に遭遇した怪奇譚ということにしているので、伏字とか、ここでは言えませんが、みたいなところがあって、なかなかリアルな感じはします。ただ、怖さを醸し出すのに、そういう「これは本当だよ。」というエクスキューズを必要としている時点で、作り込み不足と感じるので、僕としてはまあ楽しめたけど、それほどじゃないねという印象です。事実は小説より奇なりで、本当に本当にあった話なのかもしれませんが、それなら、逆に(事実の)受け手の感性とか(従来の「心霊現象」を解釈する)枠組みに頼っていて、怖がっている人達の語る噂のみの羅列で話を組み立てているだけで、具体的に何かが起きているわけではないというところが、つまらないところです。よくあるホラー系軽い読み物という位置づけでよろしいのではないでしょうか。
・『「世界征服」は可能か?』 岡田斗司夫
初夢の話でも紹介した本です。夢に見るくらい影響受けているじゃん!という指摘もあり。面白い本です。でも、わざわざ著者に断られなくっても、世界征服が割りに合わないのは感覚的に常識なのですが、それを過去のヒーロー物の事例を紐解きながら真剣に論じている著者は偉い。ということで、暇つぶしに持って来いの楽しめる一冊です。すぐに読み終わってしまうのが残念。
・「夢の守り人」 上橋菜穂子
今回はタンダの師匠のトロガイの過去が明かされます。そして、バルサが絶対勝てない敵が登場という感じで、相変わらず面白いです。ただ、闇の守り人を読んだ時はちょっとやられたと思ったのですが、今回はそういう仕掛けはあまりなく、普通に楽しめます。
・「怪談徒然草」 加門七海
新耳袋のようにいくつか怖い話を選んで読ませる本です。耳袋と違い、著者が現実に遭遇した怪奇譚ということにしているので、伏字とか、ここでは言えませんが、みたいなところがあって、なかなかリアルな感じはします。ただ、怖さを醸し出すのに、そういう「これは本当だよ。」というエクスキューズを必要としている時点で、作り込み不足と感じるので、僕としてはまあ楽しめたけど、それほどじゃないねという印象です。事実は小説より奇なりで、本当に本当にあった話なのかもしれませんが、それなら、逆に(事実の)受け手の感性とか(従来の「心霊現象」を解釈する)枠組みに頼っていて、怖がっている人達の語る噂のみの羅列で話を組み立てているだけで、具体的に何かが起きているわけではないというところが、つまらないところです。よくあるホラー系軽い読み物という位置づけでよろしいのではないでしょうか。
・『「世界征服」は可能か?』 岡田斗司夫
初夢の話でも紹介した本です。夢に見るくらい影響受けているじゃん!という指摘もあり。面白い本です。でも、わざわざ著者に断られなくっても、世界征服が割りに合わないのは感覚的に常識なのですが、それを過去のヒーロー物の事例を紐解きながら真剣に論じている著者は偉い。ということで、暇つぶしに持って来いの楽しめる一冊です。すぐに読み終わってしまうのが残念。
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