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よんたまな日々

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クローガー先生 安らかに

2008年06月22日 | ネット生活

最近、ミステリーチャンネルでモンクの1stシリーズを全て放送していたので、
全部録画してライブラリにしました。

で、モンクの魅力について何か書こうと思って、ネットを検索していたら、衝撃のニュースが!

「名探偵モンク」のスタンレー・カメル、遺体で発見

モンクを知らない人のために、少しだけ説明します。

モンクは、元刑事なのですが、強迫神経症で、全ての物事がきちんと整頓されていないと気がすまない(チェスの全ての駒を升目の中心に整列しないと始められない)、不潔そうに見える物には触れられない(知らない人と握手できない)など、およそ刑事には不向きな性格。
これは彼の弱みなのですが、難事件になった途端に一転強味に変わり、他の刑事達が全く気が付かない細部に対して、いちいちそれがそうなっている理由を確認し、結果として奇妙に見える事件に、他の刑事達と全く違う絵を描いて見せるという技を見せます。
彼は精神的な問題が原因で、警察を退職していますが、種々の状況から、警察の捜査をサポートするコンサルタントとして、捜査に絡みます。

ところが、その脅迫的なこだわりゆえに、予定調和を求める他の捜査班メンバーにすごくうざったいと思われる存在でもあります。
ストットルマイヤー警部はかつての彼の上司でもあり、比較的モンクに理解のあるほうの立場なのですが、それでも、彼の捜査のやり方に対して、常にお叱言を言い続け、時には現場の指揮に悪影響を与えると言ってスタッフから外そうとすることもあります。

そういうみんながストレスに苛まれる環境で、希望の光として輝いていたのが、モンクの精神科の担当医であるクローガー先生。モンクの悩みに耳を傾け、アドバイスをするシーンが、ドラマの導入部でよく使われていましたが、モンクの精神的な危機に対して、冷静で受容的に振舞える数少ない人物の一人として、モンク視点でドラマに入っていってしまう一視聴者としても、クローガー先生は重要な存在でした。

そのクローガー先生を、落ち着いたでも温かみのある人物として好演していたスタンレーカメル氏が亡くなったとのこと。
ご冥福をお祈り致します。

日本語の吹き替え版で見ているので、声はもちろん本人じゃないのですが、パニックに陥って騒ぐモンクに対して、低く落ち着いた声で「モンクさん」と何度も呼びかけて、現実に引き戻そうとするその声は、耳がよく覚えています。

ちなみに、モンクの看護士役の女性も一度交代していて、日本語版の声の人も交代したのですが、新シリーズで新しい精神科医が登場としたら、やはり声優も交代するんでしょうね。声と役柄がどうしても結び付いてしまいますからね。
既に新しい俳優も決まっているとのニュースが出ていましたので、新シリーズちょっと楽しみです。

看護士役の俳優が変わって、前の看護士と別れて新しい看護士との間で信頼関係を確立するまでの、いろいろなエピソードがシーズン2の面白みの一つでしたから。


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2 コメント

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初めまして (大和)
2008-07-11 12:17:55
「クローガー先生」で検索してたどり着きました。よろしくお願いします。私も娘もモンクファンで、この訃報を目にした時には大ショックでした。クローガー先生の、冷静ながらも時折みせる人間味が好きでしたので。他番組であの声優さんのお声を拝聴しましたが、警部役でありながらやはりクローガー先生としか思えなかったです。本当に本当に残念です。ドラマの中ではどのようなエピソードで交代されるのかわかりませんが、モンクさんのショックを想像するだけで…胸が痛みます。ついでに言うとハロルドも心配です。
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大和さん、ようこそ (h_tutiya)
2008-07-12 05:26:04
大和さん、ようこそ。本ブログあるじのh_tutiya です。
日本の声優さんは、求められる役柄に対して人数が少ないのかもしれませんね。海外映画の吹き替え版を見ている時に、「あ!悟空の声!」って思ってしまうと、その人のそれ以降の活躍ぶりも予想できてしまって少しがっかりすることがあります。
私はモンクは周回遅れで見ていて、ようやくシーズン1、シーズン2を見終わったくらいなので、もう少しクローガー先生の活躍を楽しめそうです。
ちなみにハロルドはシーズン2ではあまり印象に残っていないのですが(すいません、誰だっけとネットで検索してしまいました。)、検索記事を見ていると、今後かなり活躍しそうですね。楽しみです。
貴重な映像はきちんとDVDで残しておくことにします。
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