よんたまな日々

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肘内障、振込詐欺電話

2022年08月25日 | 日々徒然

私の出勤日と家内の健康診断の日が重なり、コロナ禍回避のため、ずっと保育園を休んでいた愛娘に1日だけ、保育園に行ってもらうことにした。

朝家族みんなで張り切って早起き。娘もキチンと起きて、自ら身支度し、出発30分前に準備が終わった。ただこれ、愛娘は実は下心があって、「早く支度出来たら、出発までの間、ポケ森していいよ。」とママに言われて、少しでもポケ森したくて、急いだのである。

ママからポケ森のできるスマホを借りて、大好きなダメソファーにダイブする娘。ちょっと不安を感じてママの表情を見たが、笑顔で娘を見守っているので、大丈夫だろうと、自らの身支度をしていた。

出発の5分ほど前に、「せっかく早く準備出来たんだから、早い目に出発しない?」とママが言い出したが、案の定、ポケ森に夢中の娘は、返事もしない。

苛立ったママが、「ちょっと!返事くらいしなさいよ!」と腕を引いて立たせたところ、火がついたように泣き出してしまった。ポケ森を一度始めたら、それ以外目に入らなくなる愛娘。出口をしっかり決めておかないので、起きるべくして起きたトラブルだと、自分の準備を優先していたら、
「こん畜生!」と叫んで、ママは寝室に逆戻り。
後5分しかないのに、娘は泣き喚いているし、ママは拗ねてしまったので、予定通りの時間に娘が出るのはかなり困難になってしまった。
泣き喚く娘をぎゅっと抱きしめて、ママへの不満を聞く。ここは完全に娘の味方になって、ママへの思いを全部吐き出させることが重要。「ポケ森やっていいと言ったのに。腕を引っ張られて痛かった。」と文句を言い募る娘に「そうだね、そうだね。」と話を聞いていると、何も言わなくても、そのうち、自分で靴下履いて、マスクをして玄関に向かう。
歩きながら引っ張られた腕を押さえているので、「まだ痛い?」と聞くと、首を振る。
玄関で靴を履いていると、寝室からママが出てきて、引き取ってくれた。
二人が出かけた後、何だか疲れてテレビの前で寝転がってスマホ動画を見ていた。

帰って来たママが、まだ不満やるかたなしという風情で、
「腕を引っ張ってそれで痛ければ、肩が抜けると思うのに、ずっと肘を押さえて、メソメソ泣いているのよ。そのせいで、保育園の先生に聞かれて、今朝の喧嘩の話をするハメになっちゃった。あの娘、事実として痛いか痛くないかではなく、悔しいという気持ちで痛がるわよね。そういうのは、欺瞞とか嘘とかとは違うかもしれないけど、尚更、私はムカつくのよ。」
と捲し立てる。
「でも、朝早く出発することを最優先で考えるなら、娘の不満を押さえつけて、ずっと抵抗されるよりも、気持ちに寄り添って上げて、不満をしっかり吐き出させて、満足させて、朝の準備を終わらせるのが、結局早いと思う。同じ地平に立つのではなくて、少し上の立場から、彼女の不満に寄り添って上げれば?」
「私、それが出来ないのよね。そもそも間違っているのは、彼女じゃない?親として間違いは正すべき。」
「彼女は正邪で判断しているのではなくて、自分の気持ちで動いている。規範とかそういうのを受け入れるのは、自分の気持ちの整理がついてからだし、実際今日も、ママに文句言いながらも、自分で身支度して玄関に降りたんだぜ。」
「うん、わかった。説得は貴方に任せるかもしれないけど、同じ地平に立っても問題解決が図れないのは理解した。」
ということで、出勤前に、愛娘の気持ちの整理と、ママの気持ちの整理に付き合いましたが、何とか解決と思って出社。

会社でも何だか難しい問題に頭を抱えているところに、保育園から電話。
「娘さんの腕ですが、登園後一時間しても、腕をだらっと下げたままなので、病院に連れて行くべきかも。」
やばい、今仕事場を離れられる状況ではないが、私の携帯に連絡があったってことは、家内は健康診断で電話にも出れないってこと。お迎えに行って、病院に連れて行って、娘を自宅に連れ帰ると、この後、仕事はできない。焦っていると、
「本来はダメなんですけど、お父さんさえ宜しければ、私どもで病院にお連れして、診察の結果を連絡する形でも‥」
もちろん、飛びつきましたとも。

しかし、診察の結果によっては病院にお迎えに行くことになるので、万が一に備えて業務引き継ぎを始めると、現在の業務の進め方に疑問だらけの部長から手厳しい質問が次々と来て、でもそれって私の上司の判断で動いているだけなので、本当は上司と話して欲しいところ。まあ、上司が在宅勤務なので、部長に業務進捗を話始めたのだけど。部長からこれまでの方針をひっくり返す指示が次々と出て、上司に伝えると、上司から「そうできない事情があるのは知っているでしょ。」と再び叱られる。
娘の治療報告を待つ間に本当に、ストレスフルな午前中を過ごしました。

その後、娘は医者で治療を受け、腕は完治。

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こういう病気だったそうで、一安心。それにしても、あんなに激しく泣いたことと、腕をずっと庇っていたことの意味をもう少し深刻に受け止めるべきでした。ごめんね、娘ちゃん。そして、その状態で保育園に行って頑張ったのは偉いぞ。

健康診断から帰ってきたママは、すごく落ち込んでいました。ママ、パパともに反省。そして、保育園から電話があった時は、こんなタイミングでなんとアンラッキーと思ったのですが、娘の様子を一番キチンと見てくれたのは、保育園の先生かもしれません。ありがとうございます。

いたずら娘が壁紙に大きく落書きした写真です。





本日の一曲目は「a moment」クラリスの歌で。


そしてその翌日、在宅勤務の日で、まだ難しい引っ越し対応と、本当に厳しくなってきた審査準備に忙殺されていると、奈良のばあちゃんから、何故かうちの家内に、「急いでいます。」と電話。

ばあちゃんの電話が毎回苛つくのは、用件を見事に言わない。見守りロボットが壊れて焦っている時も、五回も留守電にメッセージを残しながら、「折り返し電話下さい」だけ。今回も家内の名前を呼んで、「急ぎ電話下さい」だけ。
何か言えやと怒りながらも、すぐに折電。会議の始まる10分前なのに。プンスカプン。

電話したら、
「ええ?あんた?今しがた、あんたから電話あって、咽頭癌で入院したって。」
「もう、典型的な振り込め詐欺じゃん。しかも自分の息子の声、わからへんの?」
「だから喉を痛めて、声が出ないって。」
「その人、僕の名前、名乗った?」
「パニックになってわからへんかった。言った気もする。」
「それは、お母さんが先に向こうに僕の名前を言ったからや。この後、携帯の電池が切れたと言って別の番号言ってくんで。それから財布を持って来れなかったって、入院費を受け取りに誰か行くって言い始めるから。」
「もう誰か来るって言ってんねん。」
「住所教えたん?」
「言ってへん、怖いから店のシャッター閉めておくわ。」
「何で店閉めたのにシャッター開いてるのん?」
「鉢植えの木に日が当たらないから。」
「しっかり鍵かけて、インターフォンで顔見て出てな。顔知らん人は絶対出ないこと。」
「犯人は警察や銀行員や市役所の振りをしてくるから、騙されなや。」
「大丈夫、母さんは金持ってないから、騙されるわけない。」
「消費者金融で騙してお金借りさせたり、コンビニで電子マネー買わせる手法もあるから。」
「そんな難しい手続き、母さんにできるはずないやん。大丈夫。」
「それを電話で細かく指示して、指示通りやったら、そうなるように仕向けてくんねんって。」
「怪しい電話入ったら、僕の携帯か、家電か、近所の人か、親戚の人に相談して。絶対一人で判断せんといてな。」

その後、電話はなかったそうです。
しかし、あっさり騙されてパニックになる母がかなり心配。しかも、むっちゃ典型的な振り込め詐欺のパターン。
本来ならすぐに警察に電話する流れですが、母が嫌がりました。
さらにその後、「迷惑をかけてごめん」というメッセージを見守りロボットに何回も残す母。その心性が、犯人をつけ上がらせるのですが。
また、休みの日でも電話で説教する。ほんま、腹立つ。ロジックでなく、自分の気持ちだけで動く人、ほんま面倒くさい。

家内や娘なら自然と気持ちに寄り添えるのに、うちの母はダメ。呑み込まれる恐怖が先に立ってしまう。

次の曲です。「真夏のフォトグラフ」。


まあ、私も偉そうに言ってますが、社員定期教育の登録で、一名漏れがあり、大騒ぎになっちゃいました。
人数チェックをなぜ通ったかというと、兼務で間違えて二重登録している人がいたから。
リカバーと再チェックと、お詫びメールに追われて、奈良のばあちゃんの電話騒ぎの後、全く余裕のない状態で在宅残業してました。

こんな日に、家内の大奮発、スーパーで何故か普通に売っていた超豪華牛肉で、すき焼きです。ノンアル片手に、元気になった娘と、いつもの調子に戻った家内と、すき焼きパーティー。
泣きそうに癒されました。

本日最後の曲は夏木花(朝倉唯)で、「Riot in bloom」画面ライダーアギレラとジャンヌのテーマって、今やっているやつかな?


まだ木曜日。私のピンチは続きますが、頑張りましょう。

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