東野圭吾作品は、かなり読んではいますが、本屋の棚に並んでいるのを
見ると、5割まで行っていないなと感じます。
コナンドイルなどは、ほぼ100パーセント読んでいますが、
東野作品は、なかなk読み切れていません。
「虚ろな十字架」は、久しぶりに読み応えがありました。
「もし、私があそこであんなことをしなければ、こんなことは起こらなかったのに」という
ことが、沢山絡み合って、殺人事件が、次々と起こっていくのです。殺人事件と
いわなくても「あのとき、あれをしていなければ、こんなことにはならなかった。」と
悔んだり、反省したりすることは、日常的に、私たちの生活のなかで次々におこっては、
忘れられていきます。それに、死刑廃止論のぜひも絡んで、じっくりと読める作品です。