久しぶりに、秋葉原のイヤホン・ヘッドフォン専門店をのぞいてみて、何気に手にとって試聴した緑のイヤホンにひとみみ惚れしてしまった。
Campfire Audio ANDROMEDA
いつもイヤホンはipod touch直ざし、Final Audioの「heaven-s」(現在廃番)と、オルトフォンの「e-Q8」を使っている(手前の二つ)。
(好みの傾向は迫力よりも響き重視なんだなと思う)
初めてAndromedaを聞いたのもipod touch直ざしなのだが、その響きは凄かった。この前ブログでちょっと言及した「Edgar Rothermichのブレードランナーカバーアルバム」の曲が映画館で聞いてる様な壮大なスケールで聞こえたのでぶったまげた。
なんだこれは。分離した音が飛び交い、いままで一度も感じなかった地響きのようなうなる低音がする。こんな音が入っていたのか?!こんなに音は粒立ち動いていたのか?
それでいて響きは澄み、余韻は美しい……。
これが米国、Campfire Audio キャンプファイヤーオーディオというメーカーの「ANDROMEDA」アンドロメダ通常モデルだった(変なメーカー名に変な商品名)。同メーカーの他の製品も並んでいたが、ipod直ざしでは音量が取れず、聞くに堪えない感じ。Andromedaだけしばし聞き入り、他の機種試聴もそこそこに、なかば呆然としてお店を出た。まさに岡惚れ。
僕はオーディオの知識も無く、音楽も大して聞かない。「そんなことは自分のブログにでも書け」とでも言われそうなことを(そう言われたわけでは無いが)これから書いていきます。ご寛恕ください。
1枚目の写真、実際購入したイヤホンが何故緑じゃないのかというと、名前末尾にCKとつく、わずか200セットのみ売り出された日本限定モデルなのだ。
3万円程度のイヤホンしか使ったことが無いのだから売価13万もするイヤホンに躊躇するのは無理からぬこと。限定モデルはそれより2万も高い。家路をたどりながら、あの緑のイヤホンが気になってしょうがない。で、ネットを見たら運良くか運悪くか、限定モデル発表・発売とのこと。通常モデルより低音が増してるような気がすると言う人もいる。2万の違いは大きいし、愛らしさからいうと緑だ。しかし緑は色が剥げやすいとも聞く。限定版は実物を見ていない。
心の中で行ったり来たりを繰り返しているうちに2週間がたった。今まで10万越しイヤホン「final audio design FI-BA-SS」や「AKG K3003」などに出会い、特にK3003はスゲえ壮大!と感動したが買うには至らなかった。それなのにお前はAndromedaなら買うのか!?と自問する。
ああしかし惚れた弱み。買うしかないか。
限定版はもう無いだろう、ネットの専門店は皆売り切れだ。ところが11月15日の段階でヨドバシには東京と関西合わせてまだ3つ残っていた!通常版より2万円高い限定版相場のさらに2万円ほど高い売価なので残っていたのだろう。しかし一割のポイント還元を考えれば専門店とそう大きく変わらない。ああ、買うか買わないか買う買わない買う買わない買わないけど買うかも買わないでも買う。
と言うわけで注文。しかし、ホントに残っていたのか?何かの手違いで表示されていたのではないか?購入ページは翌朝売り切れと表示されている。メールの案内もくる。ああ、ホントだったんだ。
折良くSONYからウォークマンの新型ZX-300が発売されて評判もいい。バランス接続もある。Andromedaと合わせて買って、ポイントを「ALO-5041 Litz Wire Earphone Cable-MMCX-4.4mm」というメーカーをそろえたバランスケーブル購入にあてることにした。(Campfire Audioはもともとケーブルメーカーであるとのこと)
それでこんな具合に。僕の生活基準からすれば、えらい散財になった。(11月17日)
(項をあらためて、もうちょっとだらだら書きます)