私の写真日記

私は喜寿近くになり50年勤め完全退職しました。これから健康寿命を伸ばし夫婦共々穏やかに楽しむ人生を願っています。

見ると笑顔になる字

2019年12月28日 | 自分のブログ

友人と言ってはおこがましいのですが、書道家の内田藍亭(うちだ らんてい)先生に書いていただいたモノ(書)をご紹介いたします。

一度短冊に「笑顔」と書いていただいたことがあります。

ちょっと古く(汚れて)来ましたので、この前、八王子の戸吹「鮨忠」さんで飲んだ調子でお願いしちゃいました。

昨日、午前便で届きました。

開いてみると半切三分の一くらいの大きさで立派です。

このようなモノ(書)が届くとは想像していませんでした。

篆書(てんしょ)の「笑顔」です。

見るからに楽しくなる書ですね。

私は好きな書体です。

これは隷書(れいしょ)です。

左右の払いで波打つような運筆(波磔)をもち、一字一字が横長であるのが主な特徴とされています。

字体が篆書と異なり横長になったのは、記録媒体が柾目の木簡(もくかん)*アイスクリームの棒のようなも。に変化したためで、柾目を横切る横画に大きな負担がかかるためとしていました。

また、隷書という書体を聞いたことがない方がほとんどだとは思います。

現代でも意外なところで隷書を見ることができますね。

例えば、日本の紙幣に書かれている「日本銀行券」や「壱万円」といった文字は隷書で書かれています。

独特な字ですが探せば案外身の回りに転がっています。と説明がありました。

へぇ~です!

これは草書(そうしょ)ですね。

説明では、草書は漢の時代に隷書や篆書から発生した書体で、草書は隷書を早書きする過程で生まれたと考えられています。

早く書くことを目的としていたので、可能な限り点画を省略しています。

走り書きや筆記体のようなものだと考えると分かりやすいのでしょう。

得た知識だけだと読み解くことは困難です。

これ何て読むの?と思われる方も多いかも知れません。

みなさん悩まれるのは記帳かも知れません。

一般的には楷書で書く場合が多いのですが、書道展などではサインとして草書で記帳しています。

先生方は、この草書でもちゃんと読めるのが凄い?と思います。

それだけ、草書を読めると面白さも感じます。

また、書いていただいた字(書)は筆の勢いを感じます。

行書(ぎょうしょ)です。

また、説明ではですが・・・。

行書は草書と同じく隷書から派生した書体です。

楷書とは違って点画の連続や省略が見られますが、草書のように楷書とかけ離れた字形になるということもありません。

行書は速筆向きでありながら読みやすいという行書の長所を併せ持った書体です。

先生の書はもちろん達筆なので、行書と楷書の区別が私には分かりません。

 楷書(かいしょ)です。 

一字一句を正確に書いたものです。

この書体は役所に提出する書類でも楷書で書いてくださいと言われます。

たとえば、香典のお名前や住所などは「楷書」で書くのが一般的です。

しかし、書道家さんの字は、きっとアレンジしているのでしょう。

私が習っていた書とはイメージが異なります。

しかし、書体によってこんなにイメージが異なるのですね。 

そして、知人にもと扇と半切の大きさ、で送られて来ました。

両方とも「昭光満紀」(ショウコウマンキ)と書かれています。

大意ですが、はっきりとした光が、筋道に満る。と言う意味になりまます。

差し上げる方の名が一字づつ入っています。

きっと、喜ばれることでしょう。

ありがとうございます。

ブログを見た姉さまが、「笑顔」を軸装にして欲しいと依頼がありました。

書とは関係がありませんが知り合いの園芸店の方にかりんの木が欲しいと注文して置きました。

かりんは実を付けると、芳香剤の代わりにもなります。

道志に植えて育てようかと思っていました。

電話があり入荷したとのことで、息子さんが届けてくれました。

今年は世話になったので差し上げると言っていました。

何の世話もしていないのですが、ありがたく頂戴いたしました。

昨日は頂戴するものばかりで、ありがたい年末になりました。

 

yuki71


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