私の写真日記

私は喜寿近くになり50年勤め完全退職しました。これから健康寿命を伸ばし夫婦共々穏やかに楽しむ人生を願っています。

理容(床屋)職人の親父と理容師の息子

2024年08月15日 | 自分のブログ

私が良く利用していた床屋(理容院)ですが、店主は86歳になったため卒業すると、先月末に退職しました。最終日1日前に予約をいてれ散髪していただきました。

お礼にご卒業祝いの電報も送らさせていただき、ちょうどカットしている時に届きました。

今日は理容職人と理容師の話しです。

店主の親父さんは16歳の時から丁稚で覚え、そのうちハサミを持たされてお客さんの心を読んだ床屋(理容)職人になってます。

口数は少ないのですが、ホッとする時間になっています。いつも終わると肩を叩かれて目覚めるくらいです。

実に気持ち良く、シャンプーも3回、マッサージも20分以上、眉毛の整えや耳掃除まで行ってくれます。時間も1時間20分くらいはかかっています。

最後は店先まで送っていただき、深々と頭を下げています。

そんな店主から代替わりした息子さん(理容師)にカットをお願いいたしました。

室内の雰囲気も変りました。今風です。息子さんは技術的にも普通の理容師さんです。

私は初めてすので、少し緊張しているようにも見えます。

ただ、いわゆる理容院の流れ作業のような感じで、それなりに技術はあるのでしょうが、ちょっとオヤジさんとは違うなと感じました。

客は敏感です。職人肌の親父さんは手寧さと言うのか、気持ちが入っていたように思えます

息子の理容師さんは、マッサージはほどほどに終わらさせていました。一般的なのでしょうね。仕上がりも早く1時間程度です。現代っ子のように振舞っています。

私も古い人間ですので、多くの職人さんに出会って来ました。いまや建築もプラモデルで作るようなツーバイフォーの、〇〇ハウスが主流になっています。ただ組み立てるだけで、床の間などは作れません。(必要とする方も少なくなったのでしょう)

私としては、やがてはオヤジさんのように職人になってもらいたいものです。何ごとも経験ですね。

いろいろな仕事(福祉も企業も公務員も)がありますが、やはり心が大事だと思います。

店先にはボケの花が咲いていました。

 

yuki76 

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