いよいよ注連縄(しめなわ)作りに入ります。
先ず、刈り取った稲を、稲わらと穂先のある部分を分けます。
そして、枯れたものなどをきれいに取り除きます。
注連縄作りをする前日に、稲わらに水をかけてビニール袋などに入れて水分を持たせます。
(折れを防いだり、手に馴染みやすくするためです)
昔話や演歌(与作)などで、「♪トントントン、わらを叩く♪」とあるように、細工しやすいように稲を柔らかくするのです。
トンカチでもちょっと重い棒でも代用になります。
全体に満遍なく叩いてください。
その後、注連縄本体づくりに入ります。
一般家庭で玄関に飾る場合は、20本の束を3つ作ります。
輪ゴムなどで、それぞれを留めておくと楽ですね。
先ずは、二束を重ねます。
お尻の部分をキチット合わせてください。
これも紐などで固定しておくといいですね。
いよいよ編みに入ります。
注連縄の場合はすべて左巻きにします。
慣れた方などは、稲の束を手のひらの中で転がしながら編んで行きますが、素人の私たちにとっては、至難の業ですね。
ですから、一束ずつ時計周りのように絞って行きます。
一束終わったら、次の束にかかります。
絞りが終わったものは、解けないように足で踏んづけておくのもコツかも知れません。
(昔ならタビを履いていましたが、今では指つきの靴下がありますよね。注連縄を作る時は、指つきの靴下を履いて、この指の間に挟んで作り上げるのもこだわりですね)
次に、絞った二束を写真のように、左巻きで編み上げます。
面白いように巻きつきますよ。 普通の縄はこれでおしまいですが、注連縄はもう一つ巻きます。
同じような方法で、3つ目の束も絞ってください。
そして、先ほどの縄に左巻きで編み上げます。
どうですか?きれいに出来たでしょ!
これで7割は出来たも同然です。
これを写真のように輪にします。
上の跳ねた耳部分は一握りを残してカットします。
師匠(田舎の母)はこの一握りが、一番バランスが良いと聞きました。
長年の経験と知恵なんですかね。
どんな形のものを作るか、ここから想像力が始まります。
楽しいものですよ。
試しにシンプルな注連縄を作ってみました。
これをベースにして、いろいろな縁起物を飾っていきます。
今ではホームセンターでも100円均一でお飾りがありますね。
今週の末くらいに作り上げようと思っています。
次は作品の紹介をしますね。
*「超簡単 しめ飾りの作り方」もご紹介します。
yuki 37
* またまた、いろいろと忙しくなり毎日更新するのが精一杯になってきました。みなさんからコメントをいただき、ご返事もできないことをお許しください。