先般、歓迎しない雪が

降った。
今冬はもう最後だろうと
感じる。

これまでは雪が待ち遠しく
寝不足になるのでは
ないかと思える程に
幾度も幾度もどれ位積もって
居るのか確かめる
為に玄関を開け、期待に
胸を膨らませた。

天気予報検索を繋ぎっ放しにし
翌日の彼女のはしゃぎ振りを
想像し、中々眠りに付けなかった。
バカな飼主のはしゃぎっぷり。

。。。しかし。。。
もはや彼女に取り雪は大して
魅力的ではなくなって
しまったのか、或いは前回の雪の日、
飼主がはしゃぎ過ぎ、あちらこちら
連れ回した故、雪に対しての
印象が良くなくなって
しまったのか。。。

この日は朝早く、雨であった。
庭へ行くもトイレもせず。。。
数時間もすると予報では
霙のはずが、雪に変わる。

散々、我慢して居た事も手伝い、
嬉しそうに散歩へ。

誰とも会わず、誰も居らず。。。
今回は前回の失敗もあり、社交場
だけを目指した。

しかし彼女は相変らず
はしゃがない。雪が嬉しそうでは
なかった。

彼女に取り、雪が歓迎されないモノ
である以上、飼主に取っても
唯の迷惑な冷たい白い灰に過ぎない。

雪が嫌いになった。。。
彼女の嫌いなモノは飼主も嫌いだ。