Carpe Diem-Seize the Day-

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社交場を

2011年07月02日 08時49分04秒 | 呟き・慨嘆・ゆきへ・他
反対側から出る
際に芝の切れ目で泥濘を
通る。

ゆきは飼主がアスファルト側を
降りると思ったのか、顔を
見上げ待って居たが
彼女は、泥濘を避けはするが
そちらから降りたかった様だった。

彼女の行きたい方へ行き
この車輪状態になる、
泥と草を巻き込み、派手な音がする為に、
社交場を出、かなりの下り勾配
にて彼女の脚をざっと拭き、
乗って貰う---

ストローラーの中では座る姿勢に
なる為に折れた容の後肢が
腹部にあたってしまう---

そして、数メートル先の右駐車場から
抜け様かと、そちらでゆきを乗せたまま
車輪の草と泥を拭いて居ると
あちらから、初めてお会いする
今までに会った中で一番優しい
老婦人に会う。

にこやかにゆきの事を尋ねられ
まぁ、大事にされて居て---
と言われ、恥ずかしくなる。

いや、違うのだ、過保護で勝手な
飼主なだけなのだ、と心の中で
呟く。

太陽が眩しいのだが、これが小さいので
と、フードが半分しか被せられない旨を
話すと
だったら、ほら、
等とその御婦人はストローラーの前に
立ちはだかり両手を広げ、ゆきに当る日光を
避ける仕草をして下さる。

何だか凄く嬉しい。

具合が悪い子を散歩して居り
可哀想に、或いは、あんなになっちゃうのね、
といった言葉を投げ掛けられ、
ショックを受けた、という話は
最近も耳にしたが、こういった方も
おいでなのだ。

自分も単独で歩く際には
そういった頑張る子等に対し
けして同情的でなく、暖かな
優しい眼差しで見守りたい。

ゆき若き頃からずっとそういった
思いはあったのだが、
何故か飼主さんが、その子等を
隠す様に出来るだけ足早に
去ろうとしてばかり居た気がする。

きっと、それまでには心無い言葉に
傷付き、悲しい思いがあった
のかも知れない。



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