玉陽庵 算命学ブログ

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守護神とは

2015年02月24日 | 算命学 あれこれ
算命学で「守護神」という場合、実は、「幸運を運んでくる神」
という意味ではありません。

「守護神」とは、言うなれば、“バランサー”。
その人のバランスを取ることにより、「運の安定を保つ」ものなのです。

守護神は幸運の時は、運を安定して伸ばしてくれますし、
不運の時は不運を最小にしてくれるもの。

例えば、総合エネルギー値が人生で最も低い値になっているような場合でも
守護神が廻っていれば、おそらく命に別状はないだろう、と判断したりします。

また、その人の守護神が「透干」と言って天干にある場合、
又は蔵干にある場合、まったく無い場合、その人の「運格」がどの程度なのか
という目安にもなります。

昨日お話に出た堂本光一さんの例で見てみましょう。

彼の陰占はこちら。


  戊 甲 戊
戌 辰 子 午 子
亥 戊 癸 丁 丑
  乙
  癸

今日は、特別に日柱のすべての蔵干も書いてみました(^^)

堂本光一さんは「戊辰(ぼどのたつ」日生まれの人。
本来、この生まれの人は若年期よりも中年以降に成功しやすい、と言います。

「戊」とは、山の事。
山は、本来たくさんの樹木が生い茂っている姿が良いとされます。

彼の日柱全体を見ると、「戊」の山が二つ。
「癸(きすい)」という川が一つ。
そして、「乙(おつぼく)」は草です。
「辰」は湿った春の土。

これを全体としてまとめると、若い草木の生えた山が連なり、
その山合から川が流れている画が浮かびますね。

山が理想的な姿になるためには、若い草木が立派な樹木へと育つ必要が
ありますから、やはり年月がかかります。

だからこそ、若年期よりも中年以降の運、とされているのです。

しかし、堂本光一さんは若い内に成功されました。

これはひとえに、月干にある「甲(こうぼく)」のおかげ。
「甲」とは立派な樹木のことであり、彼の「山」には
初めから立派な「樹木」があったのです。

これが蔵干にあれば時間がかかりましたが、幸いなことに
天干にあったため、若いうちから成功を掴めたのです。

もちろん、彼の守護神は「甲」という事になり、
本人を示す「戊」を剋していますから、これは「受剋守護神」、
すなわち自己を厳しく鞭打つ「努力型の生き方」が吉となります。

また、位置的には「南」の位置ですから、自分の目下や若者を
伸ばすことが良いとされますし、「甲」から出てきた
「車騎星」を生かす生き方、すなわち休みなく働き、
前進し続ける生き方をしていると、運が崩れないのです。


こう書き出してみると、改めて彼の運が安定して伸びている理由が
分かりますね(^^)

このように、運を安定して伸ばそうとするなら、守護神を生かした
生き方が一番。

ただし、守護神を取るのは実は容易ではありません。

六十干支それぞれの性質を良く知っていなければ守護神は取れませんし
五行のバランスについての知識も持っていなければなりません。

守護神を取る難しさについては、また後日、お話できればと思っていますが
ご自分の守護神をお知りになりたい方は、ぜひ、プロの方に相談してみて下さいね(^^)



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