「ハモニカ満足日誌」

活動ほぼ停止中。1000章目指してがんばります。

「ハモニカ後悔日誌」~第808章 満月の綺麗な夜空で~

2009年09月14日 23時36分42秒 | ポケモン二次創作

~第1話 満月の綺麗な夜空で~

宇津木博士のお使いを終わらせたハモニカ達は、謎の赤髪の少年に盗まれたダイ君を取り戻すためにハーツと一緒に旅に出ることになった。

その赤髪の少年はディオンという名の少年。

かくして、ハモニカとハーツのダイを取り戻す旅が始まったのである。

午後の6時頃にヨシノシティを出て30番道路に向かったハモニカ達。

しかし、辺りはすっかり暗くなり時はお母さんにもらったポケギアの時計はちょうど10時を指していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハーツ「ハモニカさん…すっかり夜になってしもうたなぁ…」

    「どこかで休めるところはないやろか…」

 

 

 

 

しばらく歩いていると一軒の小屋があった。

どうやら先のお使いのぼんぐりケースをもらったおじさんの家のようだ。

 

 

 

ハーツ「こんばんは~すみません…今日ここで泊らせてくれへんやろうか?」

    「なんでもするんで!このハモニカさんが」

え?っとびっくりする間もなく泊らせてくれるなら仕方がないと思いハモニカも首を縦に振った。

ぼんぐりケースのおじさん「おぉ!あんたらか?ぼんぐりケースを持っているもんはみんな仲間や!泊ってき泊ってき!?」

ハーツ「おおきにな!おっちゃん!!大好きや!」

ぼんぐりケースのおじさん「あっはは!ねえちゃんおもろいなぁ~」

流石はジョウト地方ならではノリというか無償で泊らせてくれた。

とはいえ小さい布団が2枚あるだけだったが…

まぁ、この際贅沢も言ってられないだろう

 

 

 

 

 

 

 


その日の夜…

 

ハーツ「あ、みてみて~月がめっちゃ綺麗やん。」

窓際から月明かりがハモニカ達を指していた。

その光は何とも神秘的な感じで心も体も癒されていた。

ハーツ「ちょっと外に出てみぃひん?」

ハーツはそういうと玄関を出て外に出た。

ハモニカも後をついて行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハーツ「わぁ~綺麗やな~」

家の近くの草むらで座っていたハーツがいた。

ハモニカもその横に座って月を見上げた。

月を見るハーツの目はまるで水晶のようにキラキラしていた。

 

 

 

 

ハーツ「ハモニカさん知ってます?この世には月の化身の姿のポケモンがいるんやって!うち会ってみたいわ~」

    「あとなぁ。夜にしか出えへんポケモンも中にはいるらしいで」

    「きっとそういうポケモンも月が好きやねんなぁ…」

月の化身…

一体何なのかわからなかったが、きっと神秘的なポケモンなのだろう…

 

 

 

 

 

 

 


しばらく草むらで座っていると後ろでガサガサという物音がした。

ハモニカとハーツは同時に振り替えると大きな木に一人の少年がぶら下がっていた。

???「ほんと綺麗な月だねぇ?」

ハーツ「自分誰や?」

???「人に名を聞くときはまず自分から名を上げるもんだよぉ~」

ハーツ「なんやてぇ?」

???「ひっひ~冗談だよぉ~」

ハーツ「その髪型…イトマル一族の者か?」

???「ご名答!オイラはイトマル一族の者だよぉ~」

    「よっ!と…」

掛け声とともに木から下りてきた少年は黄色の綺麗な髪型で独特の形をしていた。

 

 

 

 

 

イトマル「ねぇねぇ~そこのキミちょっとお手合わせしてもらえないかなぁ~」

ハーツ「え?」

イトマル「オイラ…今修行中でさぁ。ちょうど肩慣らしをしたかったんだよぉ~」

ハーツ「勝負はええけど。相性的にも痛い目見ても知らんで?うち力の強さは自慢やからなぁ」

イトマル「大丈夫大丈夫!オイラ苦手な相手ほど燃えるんだよねぇ~」

ハーツ「そういうことなら容赦せぇへんで!」

 

 

 

 

 

 

 

 

かくしてハーツとイトマルの戦いが始まった。

まず先手を取ったのはハーツだった

ハーツ「先手必勝!!!渾身の体当たりや!!」

イトマル「痛っ!!」

ハーツの渾身の一撃がイトマルに直撃する。

ハーツ「どうや!内の力は!」

イトマル「本当に強いんだねぇ~…けどこっちも仕掛けさせてもらったよぉ~」

ハーツ「え?」

ハーツをみると数本の糸が絡まっていた。

ハーツ「いやや~なにこれ~?」

イトマル「これでキミの素早さは下がったも同然だよぉ~」

     「ここからは反撃だよぉ~必殺の毒針をお見舞いするよぉ~」

イトマルは小さな針を出してハーツに向けて投げつけた!

ハーツ「つっ!」

投げた毒針はハーツの横腹をかすめた。

 

 

 

 

 

イトマル「あちゃ~直撃じゃなかったかぁ~残念」

     「今度は外さないよぉ~」

ハーツ「(これ以上は食らったらあかん…)煙幕や!」

ハーツは自らの技でイトマルの命中率を下げて毒針をかわした。

イトマル「ほぇ~結構やるじゃないかぁ~」

     「次は外さないよぉ!」

イトマルの投げた3つ目の毒針はハーツの腹部に命中する。

イトマル「見事に急所に当たったねぇ~大丈夫ぅ?」

ハーツ「痛っ…」

イトマル「あぁあ…毒も回ってきたみたいだねぇ~」

ハーツ「…うぅ自分ほんとに強いねんなぁ?気に入ったで」

イトマル「だいぶ押されているみたいだけど凄い精神だねぇ~こっちもキミみたいな根性のある人は嫌いじゃないよぉ~」   

ハーツ「へへっ!うちもなんだか燃えてきたわぁぁ!!!」

追いつめられたハーツから熱いオーラが吹き出てきた。

ハーツ「食らえぇ!!ここ一番の体当たり攻撃!!!」

イトマル「もう同じ手は通用しな…」

ハーツ「ギッ!!」

ハーツは一瞬にイトマルを睨めつけイトマルの防御力が下がった。

ハーツ「はぁっ!!!」

ハーツの会心の一撃はイトマルを吹き飛ばせ残り体力を大幅に削った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イトマル「あぁ…いてててて…」

ハーツ「ふぅ…まだやるん?イトマルさん?」

イトマル「参った!参ったぁ!降参だよぉ~」

ハーツの会心の一撃がよほどクリーンヒットしたのかイトマルは降参した。

イトマル「はぁ…オイラもまだまだ修行が足りないなぁ…」

ハーツ「いやいや、自分かなり強かったで!こっちも油断していたら負けるところやったわ…」

イトマル「ううん…負けは負けだよ…」
 
     「オイラ…もっと強くならないといけないんだ…」

ハーツ「どうしてそこまで強さにこだわるん?今でも十分強いやんか?」

イトマル「オイラ…とうちゃんを超えたいんだぁ…」

     「オイラのとうちゃんジムリーダーのキョウっていう人のポケモンでさぁ」

     「ものすごく強いんだよ…それに…」

ハーツ「…イトマルさん」

イトマル「オイラ…あんた達について行ったらもっと高みを目指せるかな?」

ハーツ「うちは大歓迎やで!なぁ?ハモニカさん」

ハモニカも勿論と言わんばかりに首を縦に振った。

 

 

 

 

 

 

 

 

イトマル「本当?わ~いオイラうれしいぞぉ!」

ハーツ「えぇ!一緒に旅しようや!そしたらいつかお父さんを超える超人になれるで!」

イトマル「うん!あんた達について行くとそんな気がする!」

     「あ、オイラの名前エンジュっていうんだ。」

ハーツ「うちはハーツ!よろしくなぁエンジュ!」

エンジュ「よろしく!」

かくして新しい仲間エンジュも一緒に旅に出ることになった。

エンジュの夢は父を超える強兵になること。

そのためにも修行を積まなければならない。

自分の強さを父に認めてもらうためエンジュはハモニカとともに旅立つ。

 

 

 

 

 

 

 

其の夜の月は満月の綺麗な夜空だった…

 

 

 

 

 

 

 

 

…ハモニカは レポートに しっかり かきのこした!

ハモニカの現在の仲間達

ヒノアラシ♀Lv.9(ハーツ)
イトマル ♂Lv.2(エンジュ)


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