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歌舞伎と映画と美術と読書の感想

【読書】豊田章男

2020-05-05 22:18:06 | 読書記録
ウーブンシティの発表も記憶に新しい。
報道でしか見たことがないけれど、気遣いを伴った明るさの印象。
あまりに巨大な企業を率いる、そのジャッジメントって
どうなっているのだろう、という興味で手に取りました。

豊田章男氏が社長に就任して以降は、同時代に生きているゆえ
世の中の動きとしては多少知っていたつもりでしたが、
こうして時系列で並べられると、途方もない事業環境を背負って
いたことが深く理解できます。

ITに精通している。
リーダーシップ本で言われるような、正解のない時代のリーダー
としての側面もエピソードに表れている。のですが、しかし、
CASEに向かう転換期の自動車業界ですし何しろトヨタだし。
VUCA時代のリーダー素養だけでは足りない、そういうポジション。

リーダーシップ本ではないと思う。(そういう要素もあるけど)。
伝記、評伝、…応援本かな。
豊田章男氏への。
豊田章男氏がトヨタ経営を通じて起こそうとしている変化への。
もしかして日本への。

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豊田章男
片山修 著
東洋経済新報社 2020/04
https://str.toyokeizai.net/books/9784492503164/

(2020.5.3)


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