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【展覧会】神護寺―空海と真言密教のはじまり

2024-08-10 14:05:11 | アート・文化
両界曼荼羅(高雄曼荼羅)を間近で。
息をのみ、つい細部を見つめながら視点を動かし続けても、
視界に入りきらない4m×4mの"世界"が観るものの観念を覆う。

後世につくられた曼荼羅図像の細密な写し。線画も美しい。

紺紙金字ほか、文字の姿がありがたみを纏う経文の数々。
空海の筆による記録書類。←かっこいい。すごくかっこいい。

かの、伝源頼朝像ほか肖像の名作の並びが続き。

日光月光菩薩を両脇にした薬師如来像、五大虚空菩薩、四天王、十二神将、二天王。

たいへんに見応え。

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創建1200年記念
特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」
東京国立博物館 平成館 特別展示室
2024年7月17日~9月8日
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=2649
https://tsumugu.yomiuri.co.jp/jingoji/

(2024.8.9)