１８歳

白黒写真の現像にのめり込む。

うちの３匹の犬の写真を撮っては、

自室を暗室にして、現像していた。

それだけが楽しみで生きていた。


引きこもり相変わらず。

むしゃくしゃすると、物を投げたり、

うちの犬猫に当たって、

しょっちゅう大暴れしていた。

１７歳

頻繁に、些細な事がきっかけで、

泣きながら自室に逃げ込み、

ドアをロックして食事も摂らず引きこもるようになる。

引きこもる日数が長くなると、

深夜、こっそり台所にいきママが置いておいてくれた、

おにぎり等を食べた。

寂しかった。


精神福祉施設から抗うつ剤をもらって、

飲み始める。


どんどん病気が悪くなっていく。


いとこの結婚式があり、

その帰り、電車の迫るホームで、

何となく飛び降りたくなり、

ママに腕を掴まれていた事を憶えている。

１６歳

近くのコンビニでアルバイトを始める。

アルバイトの人たちと仲良くなり、

楽しく働いていた。


おでんを買いに来た知らないおじさんから、

「暇なとき、電話ちょうだい。捨てないでね」と言われ

名刺をもらう。

電話は掛けなかった。



だらしない社員と喧嘩になり、

帰宅しても怒りは収まらなかった。

衝動的に店に「辞めます」と電話した。

短かった青春時代の終わり。


２、３日、食事も摂らず、

自室の雨戸を閉めて、引きこもる。

１５歳

地元の通信制の高校に入学。

中卒では終わりたくない、と強い思いがあった。

卒業に４年かかるのが、

当時はとても反発があった。

隙あらば辞めてやろうと思っていた矢先、

答案用紙に描いた落書きが原因で、

国語と保健担当の女の先生に文章できつく怒られる。

赤のペンで用紙２枚にわたって、

私を批判する文章が書き殴られていた。

ママもショックを受けたぐらい、

理解のない厳しい文章だった。

次の日、教科書など全部ごみに出した。

３カ月間の高校生活の終わり。

１３歳

中学校入学。

宮城県に引っ越す。

環境の変化を機に、中学校には通うとはりきるも、

３日しか通えない。