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食玩とかプラモとかうだうだ

スカイライダー#48、49

2016-11-01 16:59:57 | アニメ・特撮
ようつべ東映公式の感想です。
2話ずつ更新なので、48話は先週流れた分なのですが、個人的にこの2話は必見だと思います。
というか、色々突っ込みどころがありすぎるというかカオス過ぎるというか。

○48話「4人のスカイライダー 本物はだれだ?」

「ほら食えよアイス好きなんだろお腹壊しちゃえよ」

説明の必要はあまりないでしょう。怪人ドロリンゴが化けたニセスカイライダー大活躍。
子供をひき殺しかけたのは悪辣ですが、それ以外は子供が遊ぶ砂場を荒らしたり、
スーパーでアイスを子供の口に押し付けて上のセリフほざいた後笑って逃げたり、
なんというか、すさまじいレベルの「悪さ」に感動すら覚えます。

そしてタイトルの「4人のスカイライダー」ですが、単にドロリンゴが3分身しただけという。
「本物は ど ち ら だ ?」ではインパクト薄いとでも思ったんでしょうか?
しかも分身すると手数が増えるのではなく、一人ずつでは弱すぎたという酷いオチ。
軟体怪人なのに本物スカイからの攻撃で「足が折れた!」と叫ぶのは・・・骨格も一応コピーしてたと思いましょう。

このニセスカイライダーとXライダーのせいで、ニセライダーは全く役に立たないイメージが
植えつけられました。そういえばRXでも一人いたな・・・

逆に、初代のニセ1号(ショッカーライダー)やV3のデストロンライダーマンはけっこう不気味でしたね。
そうか、本気でニセモノ話をやると話がえらくシリアスになるのか。今気づいた。
話が暗くならないようにしてライダー同士の戦いを映像に出すとなると、
物まね怪人が番組後半のバトルでおまけ的にニセモノに化けるか
最初からバカ(ニセスカイライダーみたいな)にするしかないのか。
※ニセアマゾンはすっかり忘れてました


○49話「ロケット発射!筑波洋を宇宙の墓場へ」
「俺がスカイライダーだという事を忘れたか!」で知られているこの回ですが、
個人的には話のツボはそこではありません。

ロケットで筑波洋を宇宙に送って葬ろうと言う、実にまわりくどい作戦を立てる怪人ザンヨウジュー。
一度は洋さんをロケットに閉じ込めるも、子供のガムで回路をショートさせられて失敗に終わります。
そこで次は、化石化ガスをあびせて洋さんをカチコチに石化します。

やったぜネオショッカー。見事にスカイライダーを無力化したぜ。ロケットは無駄だったけど、これで世界は・・・
あれ?なんでロケットに乗せるの?そのまま粉砕するかどこかに閉じ込めとけばいいのでは?
ロケット発射・・・すごいGがかかって化石がボロボロ剥がれて洋さん復活・・・あ~~~

もうとにかく、洋さんをロケットで宇宙へという事しか考えず、化石化して無力化した意味に気づけなかった
ザンヨウジュウさんの、手段と目的を取り違えたっぷりが素敵すぎます。

これらの話が流れたのが終盤も終盤、ライダーによっては最終決戦に入っていてもおかしくない48、49話。
初代を意識した怪奇調から路線変更、先輩ライダーぞくぞくシリーズを経て、最終決戦に入る前の息抜きのような回でした。


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