昨年末１４日かけてイタリア旅行に行ってきました。
大晦日に帰ってきたんだけど、時差ぼけとかもあって新年一発目から風邪をひいてしもうた。
みんな今年もよろしくね。 今年もガンガン書き込んでいくよ～。
写真の太陽は初日の出じゃあなく１２月３０日の朝日ね、、旅行の最後の日、ナポリです。
太陽ってどこでも一緒なものだな。
北からミラノ、ヴェネツィア、フィレンツェ、ピサ、アッシジ、サンジミニャーノ、シエナ、ローマ、ナポリ、と１４日もあったけど内容は非常に濃い旅でした。
イタリアに３０くらいある世界遺産の内半分は見ただろうか、こんなに短期間で見て回ってもったいない感じもしました。
教科書などでしか見たことのない作品とか教会とかを「これでもか！」というくらい見てきた。
主にダヴィンチ、ミケランジェロ、ラッファエロなんだけど町中のちょっとしたところにも大理石で彫刻がしてあったり、床が全部モザイクだったり。 田舎の教会の壁とか天井とかにびっしりとフレスコ画、テンペラ画、油画、
そういう無名の数千人の芸術家とか建築家がそこかしこにいて、イタリアの文化をつくっていったんやなぁと恐れ入りました。 町の何処見ても芸術品なんだもん。
ウフィツィとかバチカンミュージアムはみんなも一生の内一回くらいは見ておいた方がいいでよ。
現代美術のギャラリーもあってね、今でも貴族がお金を出して現代の若手作家を支援して育てているようでした。美術大学も見てきたけど、美大ってどこも一緒だな。ダヴィデ像を持ってる大学の学生が制作でフェラーリの絵を描きながら疲れて床に座ってタバコ吸ってたよ。
あと宗教ね、キリスト教の本家がある国だから、これもしっかりイタリア人の生活に根ざしてるな～というのを感じた。 国民がみんな当たり前に信仰心を持っている。日本と違って宗教が特別なものじゃないんですな。
ご飯を残さず食べましょう、とか家族を大切に、とか貧しきものには施しを、とか（ホームレスがけっこうお金を持っていたりするらしい）をちゃんと教えてる。
かたや日本はどうでしょう、
滝打ち修行するのー？とか、坊主なのに肉食べるのー？とか、法事は足がしびれるからいやだーとかなんとかスタイルのことばかり言っていて、肝心の中身が全然伝わっていない。
仏教だってキリストさんに負けへんくらい良いものなのにその教えの中身を知っているひとって少ないね。 だから変な新興宗教やカルト教団が発生しちまうんじゃあないか？？ 帰国してまずタクシー強盗多発のニュースを見たけど、こういうのを相対的に思って日本の一僧侶として反省させられた。
あと今回の参加者は予備校アトリエヴィーナスの卒業生で３３人もいたのだがほとんどが現役の大学生で、全国各地の美大でいろんな事を勉強している後輩たちで、誰とでもすごく話が弾んだ。 相部屋だったＡ君は京都造形日本画の４年で院にいくことが決まってる将来有望な画家。 絵描きならではのトークができてスケッチもたくさんできた。
そんなわけで友達もたくさんできました。
体験記は書き出したらきりがない、もう２、３回くらい行ってみたい国だなとおもました。