中古レコード屋でバ~ッと見ていると、[Gangstarr]のpositivity に度々、いやスゴイ頻度で出会う。
人気がある曲でも、希少価値のある盤でもないから、ありふれていて当然なのだけど。
このジャケットの不気味が嫌で、逆にメチャクチャ印象に残ってしまうのよ。
「また 出た!」みたいな。
毎回「なんで この写真なの?」って。
初めて出会ったのは、たぶん高校生ん時で それから店に行くたびに顔を合わす・・。
今回、10年展用の絵を描いていて、フと思い出し 初めて意識した。
意識してから 何回か店に行ったけど、売ってない。
こないだ、また思い出して 店に行ったら、発見!
俺が描いた絵の 表面的なモチーフは[EVE]のWhois that girl? だったんだけど、
半無意識的に参考にしていたのは この「positivity」かも知れないな。
と、今さらながら 後付けで分析してみたりして。
・・あんまり似てねぇか。
絵に込めた気持ちは、「自分が影響を受けたものへの、返答」。
だから titleを 「Answer Her Letter」にした」。
hiphop自体を女性に例えて 「どれだけ愛しているか」というような
曲を歌うのが けっこう使われる手法があるんだ。
[common]のI used to love h.e.r とか。
この曲の内容はよくできていて、今回の絵のきっかけになってる。
だから
表面的モチーフ・・・・・EVEのpvのスカスカな華やかさ、画像の荒さ
イメージ的モチーフ・・・Gangstarrのジャケの怪しさ、正体の不明さ
コンセプト的モチーフ・・COMMONの曲のような 考え方
見てくれる人にとって コンセプトなんてほぼいらないと思う。
表面的な絵だけで 「よくわからないけどおもしろい」と思っていただければ。
もっと描きこんで完成しなければいけないね。
ちなみに positivityのジャケの不気味な人はなんなのかというと、さっきyoutubeで見たんだけど、プロモーションヴィデオで、操り人形で踊ってる という設定。