里山学校って？

朝8時半、海ほたるを通って行く先は…

 

11月初旬の土曜日、「里山学校」なるものに参加してきました
Hyo家の近所に「洗足カフェ」という小さなカフェがオープンしたのですが、
そこを運営されているNPO主催の自然体感企画です

場所は南房総の某所
東京湾アクアラインを通って自宅から2時間ちょいかかりました
（しかも最後でちょびっと迷って、PHSが圏外で連絡も取れず、あせったw）
最近、アウトドアしてなかったので、とっても楽しみ

 

子供達対象の学校ですが大人も参加できます

犬ともだちも来てました！

最初に参加者自己紹介
意外にご近所さんだったり、建築家さんやデザイナーさんが多かったり
普段子供と接する機会が極端に少ないので、子供のパワーに圧倒されたり

先生から今日のプログラムの簡単な説明
子供達はもう待ちきれずに早く行きたくてうずうずな感じw
まずは森に入って、森の様子や森の土を観察します

道なき道ををざくざく歩いて森に入るのよ

ブラシみたいな野の花（サラシマショウナ？）

 

あまりにも草深く草木で目をつつきそう
ブラは下を歩くのを断念
おとうちゃんに背負われて楽をしてます

これ、写真じゃイマイチ伝わってないけど
斜度がハンパ無い
気を抜くとずるずる落っこちそうになります

 

大きなスダジイの下でちょっくら座学

先生の話面白い

森の土、表層から深層で様子が変わります

土地の色を土色貼で調べます

よく森林公園とかを歩くと足元がふかふか柔らかかったりするので、
森の土ってもっと柔らかいのかと思ってたら、掘ってみるとこれが意外や意外に硬い
小さなスコップなんか曲がっちゃったりします
それは、ここの環境では落ち葉の分解が早くて土になる速度が速いから
分解が遅い所だと落ち葉の堆積が厚くふかふかになる

森って奥深いなあ

森での探索が終わったら、次は田んぼ周辺の土を観察します

みんなで田んぼの方に移動

ここでも穴を掘るよ

みんな思い思いの場所に穴掘り

バッタやイナゴ、トカゲやかえるがわらわらいる
子供達は穴掘りよりそっちに夢中
虫カゴいっぱいにイナゴを捕って大喜び
佃煮が作れそうだ

Hyoが子供の頃遊んだ田舎とそっくりだな

 

先生が掘った穴を前に、再び座学（こっちは大人が夢中）

すごい粘土質、しかも青い　赤いのは植物の根の跡

今と昔では、美味しいお米を作る為の土の質に対する考え方が変わって来ていて
昔は粘土質＝良い田んぼ　だったのが、
肥料コントロールのしやすさ主体にシフトしているそう

う～ん、こっちも奥深い

掘った穴を元に戻して、午前の部は終了

 

お待ちかね、お昼ご飯です

　　たき火と言えば焼き芋　　　地でとれた野菜や肉でごちそう

 

おなかぺこぺこ、美味しー！

炊き込みのおにぎり、具沢山のキノコ汁、
冬瓜の炊いたの、鶏肉のソーセージ…
もう書ききれない程のごちそうの嵐

みんなと一緒におてんとさまの下で食べるのが
美味しさ倍増だよね

 

ブラも焼き芋食べたよ

染み染みの冬瓜が美味しくって、何回もおかわりしちゃいました
あとね、鶏肉のソーセージ、生まれて始めて食べました
きっちり歯ごたえがあって、とても鶏肉とは思えない濃厚な肉汁がじゅわー
結構衝撃でした

 

お腹がいっぱいになったら、午後の部
野菜の種のお話です

どの種がどの野菜の物でしょうか？

じっくり観察して予想してみる

小さい頃は植物採集とかが好きで、種とかもよく見てたんだけど、
野菜の種は盲点でした
どれがどの野菜の種なのか、いやー正直全然わからない！

答え合わせしてびっくり、まったくもって当てられませんでした

ここから先はまた興味深いお話を先生から
日本の作物の種はほぼ輸入もの、しかもF1品種で種取りができないようになっていたり
そこから始まって、最後はTPPの話とか、
普段はまったく気付かなかった農業の世界のお話を聞かせていただきました

子供よりも大人の方がむしろ奥深く楽しめた里山学校でした

 

いい風景だね

里山学校、春にもまた違った内容で開催されると思います
興味をもたれた方は、今度是非いっしょに参加しましょう！

 

＊＊＊　おまけ　＊＊＊

里山でGETしたお野菜達

茹で生落花生　ほっくほくでうまー

 

里山は美味しい！