冠動脈吻合競技会が目下行われており、6月12日にCクラス(初期研修医、医学部学生レベル)の決勝が行われました。筆者は、このクラスの審査委員をしておりますが、どの選手も非常に上手な吻合で将来末恐ろしい存在になることは間違いないと思いました。医学部の学生が一名参加しておりましたが、教授、准教授から直々にみっちりトレーニングされていて、まったく手が震えることもなく的確な運針をしている様は感銘を受けました。練習回数は100回ほどだそうです。最初は手が震えている選手もおりましたが、そうして手の震えも、運針が進んでいくうちに克服して中盤以後は全く震えなくなったりして練習の成果と思われました。他の選手が100回くらいの練習回数が多いところに対して、優勝した選手は700回という、群を抜く練習回数でしたが、さすがふ吻合内面も非常に綺麗で、最初の手の震えもすぐに安定した運針にとりもどして終始安心してみていられる吻合でした。好みの問題かもしれませんが、Heel,Toeのバイトを申す少し小さくし、グラフトのバイトも小さくできればよりきれいな吻合形態となったと思います。
今回のリアルタイムの評価を行う競技会ではアイススケート方式の採点を行っており、各項目の最高点と最低点を一名ずつ採点から除外することにより採点のばらつきを小さくしています。採点者のレベルも一定化してあがってきたのか、ほとんどばらつきのない公平な採点が行われたと思います。
今週末はBクラス=外科専門医取得前のクラスの決勝が行われます。
続いて、Aクラス=心臓血管外科専門医取得前クラス、最後にSクラス=教授、部長レベルも参加できる無差別級クラスの決勝が控えています。
今回のリアルタイムの評価を行う競技会ではアイススケート方式の採点を行っており、各項目の最高点と最低点を一名ずつ採点から除外することにより採点のばらつきを小さくしています。採点者のレベルも一定化してあがってきたのか、ほとんどばらつきのない公平な採点が行われたと思います。
今週末はBクラス=外科専門医取得前のクラスの決勝が行われます。
続いて、Aクラス=心臓血管外科専門医取得前クラス、最後にSクラス=教授、部長レベルも参加できる無差別級クラスの決勝が控えています。