横須賀市立うわまち病院では新規にBNP外来を開始する予定です。BNPはBrain Natriuretic Peptide=脳性ナトリウムペプチドの略で心臓の主に心室心筋から分泌されるホルモンです。利尿効果など心不全治療効果があり、また心不全で主に分泌量が上昇するため、採血検査で血中濃度を測定すれば心不全の指標になります。
BNPの上昇をきっかけに心不全と診断されたり、弁膜症が見つかったりすることがあるので、現在は聴診器以上に心不全発見に有用な可能性があります。BNPは相対指標なので一回の検査で上昇しているからと言ってそれだけでは心機能の状態を評価は困難であり、経過観察の指標の一つです。
BNP外来では、心機能のチェックのためにレントゲン、CT、心エコー、場合によっては心臓カテーテル検査などを行って病気の治療や悪化防止の指導などを行う予定です。