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ニホンアマガエル、国内東西で遺伝的差異がある

2017-01-17 | 生物
 ドイツ・スイス・中国・ロシア・韓国と広島大学の三浦郁夫准教授の国際研究チームは、4ヶ国(日本、韓国、ロシア、中国)に生息するニホンアマガエル(Hyla japonica)の遺伝的な地域差を調べ、大きく2つの遺伝的グループから構成されていることを明らかにした(研究成果は、2016年11月23日、「BMC Evolutionary Biology」に掲載)。
 日本列島の本州中央部を境界にして東西に大きく分かれ、各グループが近隣国の集団をも含むことが示された。東西のニホンアマガエルは見た目はあまり変わらないが、従来の単一種ではなく、少なくとも2つの異なる種から構成されている可能性が示された。
 広島大の三浦郁夫准教授らは、国内各地で採取された約200匹から2種類の遺伝子の塩基配列を解析して比べた。三重県より東側(東日本)で見つかったカエルと広島県より西側(西日本)で見つかったカエルとでは、遺伝子の特徴が異なることがわかり、500万年ほど前に分岐したと推定された。東日本のカエルは国後島やサハリンあたりまで、西日本のカエルは、韓国・中国・ロシア沿海州あたりまでのカエルとそれぞれ同じ特徴を持っていた。
 近畿地方と中国地方の間が「分水嶺(ぶんすいれい)」になったのかは、チーム内でも見解が分かれる。この地域に浅い海が広がっていた時代があり、地形的に分断されたとする説と、大陸で互いに分岐した後に東西別々のルートで日本に入ってきたという説があると言う。
 ◆ニホンアマガエル (Hyla japonica)
体長が2cm~4.5cm。手足に吸盤を持ち、一般に背中が緑色のカエル。ほぼ日本各地に棲息する。5月から7月にかけて、主に水田で産卵する。
 普通のカエルは繁殖期の夜に鳴くが、ニホンアマガエルは「雨蛙」の和名の通り、雨が降りそうになると繁殖期でなくとも、昼間でも鳴くのが特徴。この時の鳴き声は「雨鳴き(あまなき)」「レインコール(Raincall)」などと呼ばれる。

 天気は晴れ。良く晴れた、気温が昨日より少し上がり、暖かさを感じる。・・最高気温6℃だけど。
 街に出かけた。大分前に開業した”一番町平和ビル”の壁面緑化を久しぶりに見てきた。開業したのは平成24年3月だから5年ぶりかな。
 壁面緑化システムは、ジョイントパネルを使用した”カセット式”。このシステムは国内外の大型博覧会(国際博)で採用されている。特徴は、植物の簡単交換、市販のポット苗の使用、潅水システム対応(専用チューブ配管、完全自動潅水システム)などである。(紹介のブログは、H24.3.15に)


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