メス猫の避妊手術の場合、開腹しなくちゃならないから、
可哀そうで、なかなか踏ん切りがつかなかったのですが、
とうとうその時期が来てしまいました。
ランちゃんが発情を迎え、外に出たがってニャーニャー泣いたり、
発情のストレスから、どこでもホリホリして落ち着かず、
トイレ以外の場所で、おしっこをするようになってしまったからです。
ようやく手術を受けさせる覚悟が決まりました。
手術を受けるなら、二匹一緒に連れていった方が心丈夫かな・・と、
ランとマロを一緒に手術させることにしました。
手術前日の夜9時から絶食。朝は水も与えません。
餌をねだってももらえないことがわかると、二匹で駆け回って遊んでいるんです。
なんて、お利口な子たちだろう・・・。ぐすん。
少しでも恐怖を感じないですむように、病院に出かける直前に
ホメオパシーの「アコナイト」を口に放りこみました。
そのせいかどうか、二匹とも病院の術前検査のときには、静かに固まっていましたよ。
後ろ髪を引かれるように、彼らを残し、病院を後にしてから、
私は、どんと落ち込んでしまいました。
「怖い想いをしているだろうな。痛いだろうな。病院で淋しいだろうな」なんて
涙涙涙・・。
朝10時に病院に連れていきましたが、手術は午後。
夕方には、麻酔から目が覚めたそうです。
翌日は、逸る想いでお迎えに行きましたよ。
術後の経過も良く、二匹とも朝から、ミャーミャー餌をねだったそうです。
「おとなしくて、とてもおりこうでしたよ。」とのこと。
家に帰ると、ランもマロも嬉しそうに、ごろリンごろリンしていました。
お腹の手術痕は痛々しいけど、ひとまず元気そう・・・。
しばらく「アルニカ」を服用させて、経過を見守ることにしました。
ランちゃんは、マロより二カ月早く生まれているから、順調に回復しているようです。
食欲も旺盛。帰宅早々、でっかいウンチもしていました。
けれど、良く見ると、マロは、毛並みが悪く、体調が悪そうです。
そのストレスのせいか、あるいは麻酔の副作用か、
マロは、食べるとすぐ吐いてしまうのです。
甘えん坊のマロは、娘の膝の上に乗ってくるのですが、ゴロゴロしながら、
ガタガタ震えてもいるのです。
ビビりのマロにとって、手術体験のストレスが大きすぎたのかもしれません。
「アルニカ」から、「スタッフィサグリア」に変えてみました。
そして私も時間のある限り、抱きかかえて、しっかり温めるようにしました。
餌も、胃の負担を避けるために、少しづつ与えるようにしました。
そうした私たちの愛情が通じたのか、
術後3日目の今日、マロは食べても吐かなくなりました。
そして、二匹で、遊び始めましたよ。良かったあ。
本当に良かった・・・・。ぐすん。
ランもマロも良く頑張ったね。偉かったね。うんうん。
避妊手術。
簡単なようだけど、やはり、子ニャンコにとっては負担の大きい手術。
そして飼い主にとってもつらい手術ですね。
ナチュラルケアサロン「グリーンパウゼ」