GreenPauseの風便り

ハーブ&アロマテラピーの魅力にぞっこんはまってしまった薬剤師が、植物の不可思議な世界の扉を開いていきます!!!

大型蒸留器

2009-12-25 21:36:07 | 手作り化粧品
これは、グリーンパウゼに新たに導入した大型蒸留器です。

ヨーロッパのどこかの国の職人さんが、手作りしたものだそうです。

アンティークのテーブルに見事にマッチして、美しいですね。

「手作り」というのは、なんともいえない、味わい深さがあります。

それに3リットルの精製水から、1.2リットルの芳香蒸留水が抽出できる優れモノ。

昨日は、手作り化粧品講座で、ローズゼラニウムウォーターを360mlほど作りました。

でも最初、ポットに水を入れたら、ぽたぽた水漏れするではありませんか・・・。
海外で作られるものって、案外、おおざっぱなんだそうです。

そういう場合は、強力粉を水に溶かしたものをポットに入れて、加熱するんです。

あらら不思議。

この小麦粉水のおかげで、あっという間に水漏れが止まりました。

グルテンが固まって、水漏れ個所をふさぐんだそうです。

昔から、アランビックの蒸留器の水漏れは、この方法で処置するんですって。

なんともおおらかな世界。

おもしろいですね。

グリーンパウゼの新しい仲間になったこの蒸留器で、これからいろんな芳香蒸留水を作っていくつもりです。

楽しみ~~~~。



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カモミールの新芽

2009-12-21 20:36:12 | ハーブ類
今朝、落ち葉の下で、小さな小さなジャーマンカモミールの新芽を発見。

カモミール群生場所からは、かなり離れた場所にひっそり、育っていました。
どうやって種が飛んでいったのかなあ。
不思議だなあ。

まだまだ小さくて、前後左右1cmくらいの小さな芽です。
かわいいですねえ~~~。
愛らしいですねえ・・・。

元気に育ってね。

来年の夏には、たくさん花を咲かせてくださいね。

グリーンパウゼのハーブの赤ちゃん。
頑張れーー!!!



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ブルーベリーの紅葉

2009-12-16 14:58:21 | ハーブ類
実は、この画像の美しい紅葉は、ブルーベリーなんです。

驚くほど、鮮やかな赤色ですね。
いつも庭に出ると、つい見とれてしまいます。

この鮮烈な赤色は、どこから生じるのでしょうね。
なんのために赤くなるんでしょう。
夏には、濃い紫色のおいしい実をつけていたのに・・・。

自然は、なんと、不思議で偉大なんでしょう。

こんなに小さな木の中にも命が働いて、精一杯、季節を生きている。

ただただ、与えられている命いっぱいに生きている。

すばらしいなあ。



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悪い予想はしないこと

2009-12-15 14:00:59 | 介護日記
そういえば、うちのばあちゃんは、認知症になる前に、

「ボケたらいやだなー。ボケたらどうしよう。」といつも言っていました。

そんなとき、私はいつも、
「ボケたら、本人は楽だからいいじゃないですか。困るのはこっち。」
「迷惑かけたくないから、ボケたくないの。」
「まあ、こればっかりは、天の思し召しだから、仕方ないんじゃないの。」
「でも、ボケたくないなあ」
「別に、ボケてもいいけど、その場合は、いいボケ方してね。」
「どういうこと?」
「お金取ったでしょう? とか、ご飯食べさせてもらってないとか、言うようないやなボケ方しないでよね。
ボケたら、その人の本心が現れちゃう可能性がでてくるんだから、欲深くなっちゃだめよ」
「うふふ。」

・・・・というようなことをしょっちゅう言っていたせいか、
おばあちゃんは見事に、いつもニコニコ素敵にボケてくれました。

万が一、ボケちゃっても、人に愛されるようでありたいですね。
私の祖母は、本当に観音さまみたいになって、自分を忘れていきました。
元々、観音さまみたいに優しい人でしたから、
認知症になっても、家族や親せき、病院の同室の人、看護師さんたちから
愛されていましたね。

わたしも、かくありたい!!って、・・・・????
いやいや、そういうことを言いたかったんじゃなくて、

そもそも、「ボケたくないな。ボケたくないな」といつも思っていると、
本当に、ボケを招いてしまうので、心配しないようにしましょうと言いたかったんです。

いつもいつも悪いことを考えていると、本当にそのわるいことを引き寄せちゃうんですって。

私の知り合いのお母様も、「年を取って人に迷惑をかけるような状態になりたくないなあ」と
いつも言っていたら、本当にそうなっちゃった。

どう年を取っていくかは、天の思し召しと自分の養生にかかっています。
「ま、なるようになるさ」と自分の全てを天にお任せしつつ、
心身の健康に気をつけるようにしていくことが大事ですね。

だから、「死ぬまで、凛として、素敵な女性でいよう!」って思っている方が良さそうですよ。



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遺伝子の脅威

2009-12-13 10:47:24 | つれづれ日記
とにかく、私は、毎日、何かを探している。

一番多いのはメガネ、次は腕時計、その次は車のカギといったところ。
そして今日は、なんと、洗濯かごを無くした。
どこに置いたか、全く記憶にないし、まだ出てこない。

経験上、こういう時は、無理に探さない方がいい。
探しても出てこないときは、絶対出てこないから。
わたしは、いつでもあっさりあきらめて、自然に現れるのを待つことにしている。

そんなわけで、大体、予備を準備している。

そういえば、昔、まな板を無くしたことがある。
あの時は、大いに困った。
料理ができないというより、自分自身にあきれかえって、自己不信に陥ったからだ。
「本当に、私のいう人間は、何なんだ。もうやだ。こんな自分・・」

結局、二日後に食器を運ぶお盆棚の中から見つかった。
恐らく、まな板を洗って片付けようとしたときに、来客があったか、
電話が鳴って、そのまま適当に放り込んでしまったのだろう。

無意識に行っている動作は、通常、記憶に残らないものらしい。

「定位置を決めておけばいいじゃない!」
・・と家族にいつも注意されている。

そんなことは、わかってる!!
私にだって、定位置くらいあるんだ。

メガネはパソコンの前、腕時計は化粧棚、車のカギは靴箱の上。

だけど、緊急事態は毎日起こる。
メガネをかけて仕事をしているときに、急に家族に駅までの送迎を頼まれて、
メガネをかけたまま車に乗ったりして、そして「あ、これは老眼鏡だった」と
あわててメガネをはずして、車の中に置いたりして・・・。

こうなったら、次に車に乗る時まで、決してメガネのありかはわからない。
そういうものなんだ。

わたしのこの異常な物忘れは、緊急事態のせいだとずっと思っていた。
でも、残念ながら、そうでないことに、最近、気付かされた。

今、実家の母がうちに逗留しているのだが、
母は、わたしと全く同じように、毎日、探し物をしているのだ。
母の場合は、メガネ、薬、書類の順だろうか・・・。

私の物忘れのひどさは、遺伝子のせいだったのだ。
そういえば、弟もひどい忘れん坊だ。

彼も毎日のように、探し物をしているようだ。

小さい頃、学校にランドセルを忘れて、取りに行き、
また忘れて、何も持たずに帰ってきたりしていた。
彼は、わたしよりひどい・・・。

・・・ということは、私の物忘れは、治らない定めにあるということだ。

哀しい遺伝子は、物忘れだけにはとどまらない。
「重度の方向音痴」というおまけつき。(;;);

残念なことである。












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子供の幸せのために・・・。

2009-12-12 10:35:32 | 子育ての知恵
この画像は、サロンに飾っている天使の風鈴。

お部屋に風が起こると、それはそれは美しい音色を奏でます。

子供達は、みな天使です。
天から使わされた存在です。

そう思うと、親は、子供を自分の所有物と思ってはいけない気がします。
ほんのしばらくの間、天からの大切な預かりものを育てているだけ・・・・。

だから、どんなに小さな子供に対しても、
その子の持っている人格をおろそかにしてはいけないように思います。


親の期待を無理やり押し付けたり、語りかけてきた子供の声を無視していると、
いつか、子供達は自分に自信をなくし、社会に適応できなくなったり、
生きる気力を失ってしまう可能性があります。

本当に多いのです。そういう子供達が・・・。

親の使命は、その子の持っている本来の才能を見極め、
のびのび育て、そして試練に耐える力をつけてあげること。

そして親が「子供の幸せ」のためにできる最善のこと。

それは、どんなことがあっても安心して帰ることができる「癒しの場」を提供することではないでしょうか?

どんな自分でも無条件に受け止めてくれる母親の愛情を背中一杯に感じるから、
子供達は、外でのびのび頑張ることができるのです。
いろんなことに挑戦し、自分を活き活き伸ばしていけるのです。

そんな海のように深く温かいまなざしをもつ親であるために、

私たち親は、まず自分を大切にしなくてはいけません。
人生を楽しみ、自分を楽しむゆとりがなくてはいけません。
自分を犠牲にしたところに、本当の人の幸せはないのだから・・・。

「自分が幸せでなくては、人を幸せにできない」

母から教わった大切な言葉です。



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ばあちゃんの飛んじゃってる世界

2009-12-12 09:40:16 | 介護日記
ばあちゃんはトイレが長い。
半端なく長い。

20分や30分は当たり前。時には1時間半も入っている。

扉の奥で何をやっているかは誰にもわからない。
けど、予想はつく。

後でトイレをのぞいてみると、
小さく折りたたんだトイレットペーパーが積んであるからだ。
そっかーー、ばあちゃんは、お仕事しているんだ~~~。

でも・・・・、それにしては滞在時間が長すぎる。
残りの時間は、瞑想しているか、エプロンのぽっけのゴミをつまみだしているか、
ズボンの毛玉を取っているにちがいない。

しかし、家族はたまったものではない。

「ばあちゃん!!! 早く出て! いつまで入っているの!」
「うん。今すぐ出るよ」

・・・・・・

「ばあちゃん、早く出て!! もう20分入っているよ。」
「すぐ出るよ。」

・・・・・・

「ばあちゃん!!!! いいかげんに出てよ。もう30分入ってるよ。」
「ふん。今、入ったばかりなのに。うるさいんだから・・・・」
「ウッキー!!!」
・・・・という具合。

ばあちゃんにはかなわない。
ばあちゃんは、我々とは別の世界で生きている。

教えなくても、鳥が海を渡り、くもが巣をはり、ネコたちが恋の季節を迎えるように、ばあちゃんは、自然のなすままに自分を超えて悠々と生きている。

そう考えると、忙しくバタバタ日常を過ごしている私たちと、
のんびり生きているばあちゃんのどちらがいいのかわからなくなってくる。

現代人は、だんだん自然から逆行する生活になってきたから、
多くのものを失い、深刻な問題を抱えるようになったのだから・・・。

ばあちゃんのこの世界は、静かに守っていってあげよう。
ばあちゃんの体のリズムは、途方もなくゆっくりで、我々とはまるで違うのだから、ばあちゃんが現代の忙しい世界についていくのは無理なのだ。

とはいえ、ばあちゃんの世界と現代の世界の橋渡しをする私の苦労は絶えない。

とにかく、自分を精一杯、守っていこう!!
ばあちゃんより先に、私が倒れては元も子もないのだから・・・。

ちなみに、この画像は、トイレ脇の照明。
今回の話題に、ちょっとは関係するよね。

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