灰色の賢者の部屋

RPG一般(特にD&D3.5e)がらみの考察

D&D3.5版のノームについて

2007-11-11 23:09:32 | Weblog
一書に曰く、ノームとは本来、ヒューマノイドより精霊に近い。彼らは、英国の民話に登場する典型的な「伝承的生物」である。ドワーフやエルフのように原典が存在せず、無数の民話の中で、古くから語り継がれていた幻生物といえる。一般的には長い鼻、豊かなヒゲなーに丸っこい胴体、大きな腹に短い脚。そしてトレードマークの赤い三角帽。実にほほえましい、ユニークな姿だ。人目に付かない隣人として、英国に伝わる妖精のイメージ . . . 本文を読む

D&D3.5版のドワーフについて

2007-11-10 08:50:02 | Weblog
エルフ、ハーフリングとくれば、ドワーフを外せない。  一書に曰く、古代北欧神話集エッダの中にDvergr(ドゥエルガル)という小人が登場する。これが英語でDwarf、ドイツ語でZwerg(ツバーク)となった。新エッダでは悪意や呪いの主として描かれており、小人と黒妖精(ドローアルファル)とを同一視している。エッダでは金銀の冶金に長け、足が短く背も低いくせに手だけが異様に長く、立っていても . . . 本文を読む

D&D3.5版のハーフリングについて

2007-11-07 18:30:09 | Weblog
一書に曰く、ハーフリングは、エルフやドワーフと違い、近年造られた幻生物である。ハーフリングの原典は、戦後三大ファンタジーの一つと言われ、何回も映画化された「指輪物語」とその前作「ホビットの冒険」であり、著者たるJ.R.R.トールキンが生みの親である。AD&D[D&D3.5版の前に存在する第1版と第2版を指す]においては、草原に集団で住み、正直でナイーブ、無邪気、そしていつも空腹であ . . . 本文を読む

D&D3.5版におけるエルフの成長と寿命について

2007-11-06 12:45:49 | Weblog
一書に曰く、エルフとは、古代北欧神話集に登場している。エッダにはAlfr[あるふ]とあり、語源にはラテン語のalbus[白]、alpes[山]。古代北欧語のelf、elv[水]などが考えられるが、一般には「白く輝くもの」という解釈がなされている。現在のelfは英語からの逆輸入であり、ドイツ語のalpはナイトメア的な魔物の意である。 そんな、エルフは精霊的なイメージがあり、とても長寿な種族であると . . . 本文を読む