と、いうわけで。拙者(どうでもいいけどせっしゃを変換しようとして接写が先に出てくるのはどうよ、IME)、
StoryRumbleに出るわけですが(多分)。出るからには採点しないといけないわけで、おまけに今回はおそらく順位制だとか。一位二位~と順につけてくわけですが、そんなの直接つけられるわけがない。
だもんで、まず先に従来どおり10点満点の絶対式採点をしてから順位を割り振るつもりなんですが。今回は、この10点満点採点をある程度の採点基準を設定して採点していこうかなあ、と思っております。いつもは割とフィーリング(いや、ね?そりゃちゃんとやってますよ。おまけに篠塚さんが高得点つけた奴って大体上位だし)ですが、今回は量も量ですし、ある程度機械的な採点も必要かなあ、と。その後には順位割り振りという
ぶっちゃけ相当メンドい(携帯ユーザは今の部分を脳内で打ち消し線引いて!)作業もありますし。
こんな言い方したら10点採点が適当じゃねえ?とか思われるかもしれませんが、当然そこまで適当じゃありません。と、いうわけで以下が採点基準。ちなみに加点方式。どうせなら今後の
品評会なんかでも使えるようにしておこうかと。
・まずその前に
篠塚さんはPCから見たものを採点対象にします。携帯じゃなくて、PCね。だもんで携帯からは見れないhtmlもPCでは見れるーなんてときは、携帯読者の方を慮ることなくいいものだったら良い点おめでとう。
・基本点 1点
いや、0点つけられないので1点スタートのために、ね。
・文章作法点 0.5点
文章作法がきっちり守られてればそれだけで0.5点。おめでとう。ちなみに篠塚さんが見るのは、
1)段落冒頭一文字空け
文章のお約束。
2)三点リーダ(…)・ダーシ(―)・二点リーダ(‥)の用法
基本は……/――。二点リーダを使う場所ってむしろ何処なのだろう。ちなみに・・・は×。
3)句読点、記号(・や/)の使い方
句読点というのは意味があります。意図なしで変な位置で入れたりするのが目立てば×。・や/はまあ、TPO。
4)各種括弧の使い方
ようは「」や『』、“”など。多用や変な使い方(変な使い方ってどんなのだろう?)していたら×。
5)改行の仕方
単純。改行があまりにもないやつとか過剰改行、変な改行が目立てば×。携帯で見るとうざいです、あれ。PCで見ると全く意味ないし。大きな段落の切れ目なんて五行も改行すれば十分。あと、一文おきに改行するのもどうかと。すっごく冗長に見えます。特に会話文の連続の最中。
それぞれ、守られているごとに0.1点進呈×5で0.5点。それ以外の作法関係(会話文前後の行間明けと感嘆符!・疑問符?後の1文字空けなど)は点数に影響せず。特に括弧内であげた二つに関しては両方の意見があるということと、Web上では見易さから守った方がいいですが実際の活字ではあけないことが多いので、その点からもスルー。
・作法以外の作者のミス有無 0.5点
ミスがなければ0.5点進呈。ミスがあれば、あるたびに-0.1点。例えば漢字の間違いやら言葉の意味の間違いやら名前間違いやら英語の綴り違いやら意味違いやら。これくらいしか思いつかないけど。ちなみに、何個同じ奴(例えば漢字が色んな箇所で間違ってたとき)としても、最大減点0.2点。そして、減点の合計(漢字10箇所違い+名前間違い2回+単語の用法違い10回とか)はどんだけいっても0.5点まで。つまりはこのセクション丸々落とす以上の減点は波及しませんよん。
(休憩1開始)
と、ここまできてわかるとおり、どんなに中身が薄っぺらくてアレでも(をいをい)、文章作法が正しく、ミスがなければ2点はゲットだぜー。2点ですよ、2点。1点を平気でつける篠塚さんが2点を最低点にするなんてめずらしや。
逆に言えば、どんだけいい作品でも、間違えまくりだと最高9点。この手の減点で平気で3点マイナスする人に比べたらそりゃ甘いですが、それでも1点はもったいないですよん。
(休憩1終了)
・表現力 2点
文章力じゃないですよ、表現力ですよ。
というわけで、文中の表現力。最低0点から0.1点刻みの最高2点。
まあ、ここから先は全般に言えることですが、採点者(つまりは篠塚)の好みも多少入ります。だって、これが絶対だーなんて型はないですし。それに、文章の中身にあった表現というのも存在しますが、この辺もやっぱり読者の感性次第。ま、ラブコメにめっちゃ硬い文を持ってくるのはどうかと皆さん思うでしょうが。
以下にあげるのはこういう点が表現力の採点に影響しますよ、と。
1)比喩
一番お約束どころ。どういう比喩を使うのか、直喩か暗喩か、あるいはわかりやすいかわかりにくいか(←どっちがいいとは言えないってのは当然ですよん)
2)言い回し
台詞、独白部分の関係ですな。あまり説明できないが、こういう言い回しこそ人物の全体像が浮かんでくる一つの要因となりますし。
3)技法
対句やら反語やら。文章表現としての技術の使い方。乱用すればいいってモノでもないのはお約束。
むう、もう思いつかないorz。ま、例えをあげはしましたが、ようはですよ、その表現を当てはめる対象(人やら物やら風景やら状況やら)をどれだけ読者に思い起こさせることが出来るか、ですよ。場合にもよりますが、わかりにくい表現で人を描写して、その人がどんな人かわからなかったら意味ないじゃーん。そういうことです。あと、必要ないものまでを無駄に表現しまくろうとするのもどうかと。この辺は匙加減。
ああ、あと今回はどうも多少のhtml使用は認められてるっぽいですから、当然htmlを用いた表現というのも存在します。有効活用されてれば加点。
・中身 4点
はいざっくばらんに言いましたが、中身ですよ中身。話は中身がないと始まりません。最低0点から0.2点刻みで最高4点。やはり、どれか一つだけで何点、なんてことはなく全てを総合したものしか出ませんよん。
1)主題
別になければないで構わないです。あったときのお話。
主題の設定自体にあーだこーだは言いません。極力自分の好みみたいなものを排除したいのが篠塚さんですから。主題が存在しているときに果たして主題にそったものを書けているのかというのが重要でして。
というか、なければ構わないとは言いましたが、ない文章ってどんなのざんしょ?主題ってのは結局のところ、作者の書きたいことそのものなわけですから、それがないってことは作者のオリジナリティやらアイデンティティやらに影響しますよ。うん。
2)展開
文字通り話の展開。別に文章構成についてはとやかくいいませんが、変な展開でなきゃOKです。うん。リズムとかテンポとかもここか。
あと、よく言われる山場やらオチやら。これに関しては合ってるなあと思えば加点。別にないから加点しない、なんてこともなく、全てが淡々としたまま終わっても、それが好印象を与えられる作品ならば当然加点。そして、手前で散々「いくよ、いくよ!」感があるのにその先でしょんぼり山無しとかなら加点できず。振っておいてそれはないだろ、と。
リズムやらテンポやらを振ってしまった以上それらについても。文章によってリズムのよしあし、テンポのよしあしがありますが、テンポがわるいから即加点せず、というわけではなく、仕方ないのない場合、狙ってると見受けられる場合にうまくはまってれば加点。大体、多少なりとも哲学チックな内容ならテンポは悪くなりますし。問題は、あってるかどうかですよ。
他にもあるだろうけど割愛。めんどくさい(をい)
3)設定
まあ、世界観やら人物やら人物関係図やらその他詳細な設定にいたるまで幅広くカバー。あったりまえですが、めちゃくちゃ細かけりゃいいって物でもないです。不必要な設定にどうやって採点すりゃいいんだか。何事もTPO。って少し違うか。
……中身ってこんなものだっけ?(汗)まあ、他にも色々ありますよということで茶を濁しておく。ああ、まずなさそうだけど(喧嘩売ってるなあ)めちゃ泣けたり笑えたりしたら当然この部分がぐーんと伸びます。
・バランス 1点
はい、バランス。見て解るとおり、1点というのはめっちゃでっかい補正がはいるわけですよ。ちなみに最低0点から0.1点刻みの最高1点。
バランスというのをうまく説明するのが難しいんですが、かみ合いがいいか悪いかってのが簡単な説明。中身と表現があってないとかね。
大体篠塚さんの傾向としてこのバランスを重視するきらいがあります。そして、バランスが低いと他のところも下がり気味になりやすい。なぜかといわれても困りますが、他の要素でも内在的にバランスを見てるからなんでしょうねえ。
・独創性 1点
はい、こちらも篠塚さんがよく言うオリジナリティ。最低0点から0.1点刻みで最高1点。
別に奇抜さを求めてるわけではないのであしからず。例えば、王道といわれているネタでも、それをどう扱うか、そこに作者のオリジナリティが見受けられたら点数は高いですよ。逆に王道をもう小さくまとめてたら低いし、わけのわからんオリジナリティを追求されても困りますよと。
ちなみにバランスと同じく、他の要因にも多少影響します。表現なんてある意味独創性の一種じゃーん!
(休憩2開始)
くそ、茶をこぼしてしまった(関係ない)
というわけでここまでで10点満点なんですが、なぜかもう一項目あります。さ、いきますか。
机拭き終わったし(拭いてたらしい)
(休憩2終了)
・特別点 1点
10点満点なのになぜか11点までの点数。これはある意味特別賞。
条件は以下を満たすこと。
1)中身に関する点が3点以上
2)バランスに関する点が0.7点以上
3)独創性に関する点が0.7点以上
4)表現に関する点が1.4点以上
5)特別点を入れる前の点数が8点以上
6)作中において飛びぬけて評価すべきと思われる点(主にセンス)が1点以上存在すること
そして最高得点は1点-(文章作法点+ミスの有無点)
条件のうち、5番は1~4を満たし、且つ作法・ミス関係で1点取ればほぼOK。だが、まあこういう作品が対象じゃなくて(最高得点参照)、1~4だけで7点(7割5分)を取ってしまうような作品向けなんですがねえ。ちなみに文章作法点・ミスの有無点が0だと、2・3番が最高合計2点だしたとして、1・4番で取らなければならない合計は6点中5点。計算したら、1.4の平均割合が8割4分以上(実質どちらかが8割5分以上)。2・3が最低条件1.4点なら1.4は9割4分以上。まあ、相当厳しいですなあ。
さて、何故これがあるか。これは「作品としてはめっちゃ高得点つけたいけど作法とかミスとかがなあ」で苦渋をなめそうな作品救済措置なんですね。飛びぬけたものがあれば他をカバーできる、と。あと、個人的にあまり出そうにない9点オーバーの高得点をどうにか出させるってのもアリマスが(ぇ)
例えば、めっちゃ笑える、あるいは泣ける作品がある。だけどミスとか多かったから満点にはならず。うーん……とかいうときにこの点を配分する、と。そしたらミス分をカバーできますしね。
だからミス関係最大減点の1点が最高得点なんです。そして、ミス分しかカバーできないわけです。
ちなみに。当たり前ですが、飛びぬけたものがない限りこの点は入りません。そして、必ずしもミス分全てをカバーするとも限りません。
はい終了ー
これが、篠塚さんの採点メカニズム。まあ何か抜けてるのがあるかもしれませんが、それは多分上記項目のどれかに入るはず。
で、これで細かく0.1点ごとに計算して、順位を出します。同点がいたら? うーん……篠塚さんとしてはこういう順序にするか。ちなみに上位条件が同じだったら下位条件に移行していく、と。
特別点が多い>中身・表現・オリジナリティ・バランスの合計点が多い>中身の加点が多い>表現の加点が多い>オリジナリティ・バランスの加点が多い>ミス・作法の加点が多い
全く同じだったら? うーん、ほ、ほら勝負は時の運というじゃないですか!(くじ引きらしい)だって同率が認められてないし……
ちなみに、もし10点満点採点方式なら、上で出た点数の小数第一位を四捨五入。前なら切捨て!とかいってたけど多少は甘くしましょう。うんうん。
そういえば、大会の採点て、自分の名前を出してもいいって奴でしたっけ。ならば篠塚さんは堂々と名前出そうかしら。「これだめ byしのっぴ」とか書くのか……ってんなことねえよっ(多分)
あー。試験運用もしたいから、もーしもし、篠塚さんに上の採点基準で採点してほしいって人がいましたら、篠塚さんまでメールをどうぞ。時間があればばりばり細かく採点(何に何点とか)します。あと、大会についても終わった後なら細かい採点を教えますよん。