下北沢ムジナ通信社

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カダフィ、死す。ハゲタカに襲われた砂漠の「狂犬」。

2011年10月22日 | 日記
国際裁判所で喋らせないように、口封じで殺されたカダフィの遺体

■カダフィ大佐、とうとうやられましたね。
独裁者ではあったけれども、そんな理由で殺されたのではないでしょう。

「大佐は拘束時には生きていたとの情報もある。「リビアの正統な代表」として日米など主要国から承認されている国民評議会としては、大佐を生かしたまま拘束すべきではなかったか。大佐と息子らには国際刑事裁判所(ICC)が人道に対する罪で逮捕状を出していたからだ。」

■つまりは、口封じ。
「大佐と息子らには国際刑事裁判所(ICC)が人道に対する罪で逮捕状を出していた」
むしろ、裁判所でアフリカ統一通貨の計画や、アメリカ批判を語られるとマズいわけですね。だから、正義感に走った軍人がうっかり殺してしまった?(笑)

繰り返しになりますが、確認しておきたいと思います。
欧米金融マフィアの偽善的心根のパターンがわかります。

しっかし、もう、あまり新しいバージョンがないネ。
いつもと同じ繰り返し…。



********【先日の記事・引用】***********************************************
 9月25日「独裁者カダフィは、意外にエライ奴だったかも知れない」

一番、単純明快で説得力あるのが、
次の動画の説のように思います。http://youtu.be/WV9WtX5GRN0
リビア: カダフィ。NATOの狙いはアフリカ統一通貨阻止 ドル体制維持 (必見!)

【動画のポイント】
●カダフィはアフリカ統一通貨「ディナ金貨」を計画していた。
●その通貨は「金貨」である。
 ドルのように、印刷機が回転すればするほど無価値になる不換紙幣ではない。
●リビアは144tの金を保有する裕福な国。「金」と交換できる兌換紙幣もOK。
●1996年、2000年にも「ディナ金貨」実現しようとしていたが、却下された。
 つまり独裁者の単なる思いつきではない。
●力をつけ始めていたアフリカ諸国、周辺イスラム国は「ディナ」発足に前向き。
●軍事介入の一ヶ月前にも、ディナ金貨への参加を呼びかけていた。
 文字通り、資源国の多いアフリカの黄金時代を築こうとしていた。

 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


カダフィ大佐「原爆を落とした米国になぜ好意を持てるのか」日本人に喝
「これまで日本人を困らせたくないので、話すことを避けてきた」と前置しつつ
http://youtu.be/TZHD0S_wWRA

少なくとも、「砂漠の狂犬」は、おしろいダヌキの小池百合子よりは、偽善的ではないように見えます。

まあ、ノリエガ、フセイン、ビン・ラディンなどと同様、
使い捨て独裁者(好都合な敵)の典型的な最期ですね。


     諸行無常、
     山川草木、悉皆成仏
     ……アーメン。