下北沢ムジナ通信社

「アート&文学」よもやま話。シモキタの路地裏系ネタ話、知られざるアーティスト発掘、再開発計画阻止とか。

TPP――怪しさ満点「闇鍋合コン」に誘われる日本!

2011年10月25日 | 日記

お嬢ちゃん、食べてごらん。おいしいよ~。
TPP闇鍋セット

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「TPPに参加しないと日本は世界の孤児になる」
 米倉経団連会長・住友化学社長


■なんかこういうセリフ、もはや、懐かしい感じがしますね。
あるいは、そうとう古くさい。
「世界の孤児になる」というからには、どこか上の方に「進んだ世界」があって、
日本はそのあとからついて行く、というイメージです。
「鎖国コンプレックス」とでもいったらいいのか、
いまだに開国しなければなならないという、カンチガイの強迫観念があるらしい。

 関税自主権の放棄を強制するTPPのどこが「開国」なんだよ。強姦だろ。

■韓国・中国に置いて行かれるというイメージまで演出しているけど、
この2国はTPPに参加していない。韓国はヤバイと思って、米韓の2国間交渉FTAに切り替えた。それでもアメリカの横暴で不利益を被っている。中国はそもそもTPPなど無視している。カナダも2010年10月に不参加表明。これで、どこが「世界の孤児になる」んですか、米倉さん。

■TPP(環太平洋経済連携協定)とは、ほんとうに日本が取り入れるべきメリットの大きな協定なのかどうか。参加して国益になるのかどうか。
(国民には、国益になるようにみせかけて、一部の政治家や、官僚、財界人だけが、アメリカの覚えメデタクなるだけ? 彼らの秘密口座の預金残高が増えるだけ? あるいは渡米先のホテルで、甘くて酸っぱい蜂蜜色の恥ずかしい写真をすでに撮られているので、そういわざるをえない……のかどうか)

    正体が見えないようにしながら、
   「乗り遅れる」「孤児になる」と脅しにかかる
    いつもの、ありがち~な、売国の手口


■これまでも、「乗り遅れる」「孤児になる」という、この手の言い回しに、何度、日本は、騙されてきたことでしょうね。
ビッグ・バンだの、グローバル・スタンダードだの、構造改革だの、国際貢献だの、実体のよくわからない言葉が流行りだして、新聞紙面に踊る。
一皮剥けば、そのほとんどが
アメリカの多国籍企業や、ウォール街のエゴが正体だったりする。

■国内にも、さんざんキャッチフレーズ、スローガンを囃し立てながら、
御神輿をかつぐ連中がいて、
利益をがっぽりと手中にすると、何事もなかったかのようにおとなしくなる。
しかし後遺症だけは日本社会に、しっかり残っている。
一般国民は、その度に、ダメージを受けてきた。
その結果が、日本の中流崩壊という現象ですね。

まあ、読売新聞・NHKを初めてとして、すでに日本のマスメディアは、
ことごとく、アメリカの番犬的広報誌であることが、バレバレですけど。
以下、「自由貿易」という美名の裏に隠れた
TPPの正体に対する疑惑です。

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 4つの疑惑、TPPの正体

●新たな仮面を被ったアメリカ発「構造改革」
「年次改革要望書」「郵政民営化」?
●日本の農業は、採算がとれず、離農者が増えて壊滅する? 
  → モンサント、カーギル、遺伝子操作食品の天下となる
●アメリカ系保険会社の参入による国民皆保険医療制度の崩壊?
●TPP導入後、多国籍企業が儲け損なったら、
日本国政府を訴えることが可能になる?(また血税を毟られる)


意外に3、4番目あたりが、本来の狙いだったりしてね。それ以前に、アメリカから買いたいものがなかったりして。*****************************************************************

     最初は、ほほえましい地味な合コンだったTPP

■そもそも、このTPP、2006年当初はアジア地域の4カ国、小国同士の貿易協定だった。シンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドですね。その時点では、地味な地方出身者の合コンみたいなものだった。
■菅直人が首相になる直前までは、TPPなど日本にとって、何ものでもなかった。
しかし2010年年に、突如、アメリカという大国がこの目立たない合コンに、割り込んできた。はっきりいうと、アメリカがこの小会議を乗っ取った。それと、2010年の秋に菅が首相となり、TPP参加表明するのが、ほぼワンセットの同時期!

「2010年10月8日、菅直人首相は、「米国、韓国、中国、ASEAN、豪州、ロシア等のアジア太平洋諸国と成長と繁栄を共有するための環境を整備するにあたっては、EPA・FTAが重要である。その一環として、環太平洋パートナーシップ協定交渉等への参加を検討し、アジア太平洋自由貿易圏 (FTAAP) の構築を視野に入れ、APEC首脳会議までに、我が国の経済連携の基本方針を決定する」という旨の総理指示を出した」(Wiki)

ぐ、偶然だろ、そんなの。
参加支持者の一人、竹中平蔵氏(2兆円)
        

■アメリカからすると、ひとつの理由は、アジアだけの貿易協定を作らせるのはけしからん、ということかも知れない。しかし、それ以上に、日本をこのトラップ(罠)にひっかけて、日本攻略の最後の総仕上げをしようという計略ではないですか?

■ある日とつぜん、ワシントンの戦略家の誰かの頭の中に、なかなかいうことをきかない上玉の客を攻めるのに、この地味な合コンを使うという、うまいアイディアが湧いた……。アメリカがTPPに参加したのと、菅直人が首相になった(仙石・枝野による筑波での票の改竄の疑惑あり)のが、ほぼ同時。首相になるやいなや、菅直人は誰に聞かれてもいないのに、いきなり「TPP参加」を表明した。

引用「小国間の貿易協定で、スタート段階ではほとんど注目されなかった。ところが、2010年3月、アメリカ、オーストラリア、ペルー、ベトナムの4カ国が加わり、それまでのP4からTPP(環太平洋経済連携協定)に拡大。さらに同年10月にマレーシアが参加し9カ国の参加になる。
 菅前首相が所信表明演説でTPPへの参加検討に触れたのが10月1日だから、アメリカの参加がきっかけになったのがよく分かる。逆の言い方をすれば、アメリカの参加がなければ見向きもされなかったということだ。」引用了
http://www.liaison-q.com/kurino/TPP1.html


●アメリカのTPP参加
●菅直人首相就任(就任早々、TPP参加宣言)
●金融・サービス部門が、突如、加えられた(明らかに、日本がターゲット)


 これらのことが矢継ぎ早に起こってる。なんだかなぁ……
 米国のシナリオ通りってわけね。


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     怪しさ満点の合コン
     何が入ってるか、わかんないゾ~


■たとえていえば、学生同士の合コンに、秘かにネットワーク・ビジネスのプロ(アメリカ)が入り込み、高価なアクセサリーを買わせようと目論むようなもの。あるいは、どうにでもなる子分どもをいいくるめ、レイプ目当ての飲み会を開いてナニが入っているかわからない「闇鍋」を作って、待ちかまえているようなもの。もちろん、地味な小国だけでは面白みがない。
お目当ての犠牲者は、小金を持っていて和服の似合う美人。
■わざわざアメリカが入り込んだのは、もっと金のある上玉客を誘うのが狙いだから。
もちろん、その相手、小金持ちの和服美人とは、いうまでもなく、日本ですね。



アメリカと日本の2国のGDPで90%
つまり、参加国は「仮面」、サクラ。
おいしい日本を、狙い打ち。



お嬢ちゃん、食べてごらん。おいしいよ~。
TPP闇鍋セット(睡眠誘発剤入り)
拡大は、自己責任でよろしく


■だから、TPP参加国は、アメリカという狼の被っている「仮面」ですね。この仮面を、米倉会長や、TPP支持論者は、「世界」だといっている。「世界に乗り遅れ孤児になる」といっている。

「世界の動きに乗り遅れないように、ぜひ、TPPに参加しましょう。
ナニ、あんたのためにいってるんだよ」


■アメリカはこれまで「年次改革要望書」で自国の利益のために、植民地・属国の日本に、ムリ難題をふっかけてきた。以前350兆円といわれていた郵貯も、いつのまにか100兆円に減っている。(こんな重要なことをマスコミは論じない)年金の実態など怖ろしすぎて、明細がどうなっているか誰も知りたがらない。

  それは自分自身の暗黒の将来を考えることになるからね

■日本人は、TPP批准以前に、いま進行形で、どんどん身ぐるみ剥がされている。つまり、郵政民営化を飲ませようとしてさんざん手こずってきた経験を生かして、TPPというソフトな仮面を被って再登場してきた。(それにしても、やることがワンパターン)狙いは、日本をアメリカにレイプさせろということ。そのために、メンツだけ揃えさせられた環太平洋の小国は、合コンの場を貸したという状況。実際、ニュージーランドなどは、TPPにはメリットがないといっていることが、ウィキリークスで暴露されている。


「お代官様、お許しを~」
「これムスメ、言うことをきけ。フッフフ、飛んで火に入る夏の虫、じゃのう」


■まず、日本を入れちまえばこっちのもの…という発想で、こんなことをいうヒトもいます。

「日本の国益を害し、受け入れられない議論になれば、
交渉から抜ければいい」
ネオコンのペット前原誠司

 そりゃあんたの得意な、放り出し政治ごっこでしょ。
 「止めるの、止めた~」の、八ッ場ダム。


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さあ、お馬鹿な日本を食っちゃおうぜ!
 
                   

浅はかでした。一度入ったが最後、もうこの苦界から抜け出せない私です。


     ということに、なりませぬように


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参考動画
西部邁&中野剛志「怪談TPP」
http://youtu.be/JcQnZ4ioiGo