2024.4.29 に書いたものを4.30に追加編集。
時系列は4.29のまま。
祖母、母、私の3人でドライブに行きました。行く前からご機嫌な祖母。レンタカーの車種は、この間はトヨタのVOXY、今日はダイハツのHIJET CARGO(軽自動車)でした。それぞれの良さがあり、今日のダイハツの軽自動車は車椅子のスペースが広く車椅子を少し倒しても乗せられました。軽ということで車体が小さいことから小回りが効き、動きやすかったです。
(とは言え、今日運転したのは母。私は祖母のお世話係)
携帯用酸素ボンベを新しいのに替えて出発し、4ℓを選択。自宅のコンセントに繋ぐタイプの機械では3.5ℓの設定にしていますが、携帯用だと3ℓの上が4ℓなのです。そのため、取り付けたものとは別に新しいボンベを2本積んでいきましたが、自宅に着いた頃、使い切りました。4ℓだと本当はカニューレではなく、酸素マスクレベルなので、恐ろしいほどにすぐに無くなります。
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本当は今日、携帯用酸素ボンベの空が4本、使えるものが1本になってしまったので、すぐに電話して取り寄せしたいところです。災害の多い国、停電が起きれば携帯用酸素ボンベが命綱です。しかし、今の酸素ボンベの会社に変わってから「土日祝に電話しないように」と言われているため、明日電話をかけます。
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ここからは、介護を始めてから知ったことです。本当はレンタルする酸素ボンベの会社をこちらが選びたいです。しかし、病院なら病院、施設なら施設とそれぞれ決められたところからのレンタルになります。
昨年9月に病院から借りていた会社は説明の時から親切で対応も良く、それが初めてだったのでその会社の対応が普通だと思っていました。しかし、退院とともに施設を通して借りることになった会社は、少し前から不信感が募るばかりです。
まず、酸素ボンベが心許ない数になり、土日のどちらか、たしか土曜日に一度かけたことがありました。電話もつながり、特段何かを言われず承諾してくれました。しかし、持って来られた際に「電話は土日ではなく平日にしてほしい」と言われました。施設への送迎だけでも携帯用酸素ボンベは使いますし、土日祝にも施設に行きます。そもそも、土日祝は休みだとは説明でおっしゃっていませんでした。ましてや、持ってくるのも以前の会社より日数がかかります。
別日、金曜日。花粉や黄砂などもあり、ベッドで過ごしていても、鼻のカニューレがすぐに詰まってしまいます。それでは酸素が行き渡らないので、頻繁に交換する必要があります。そのため5本お願いしました。電話では「承知した」との返事でした。しかし、月曜日に持ってきたのは3本。5本というのは常識的な本数(確認済)ですし、なぜ3本だったのか、今後のためにも問い合わせました。
そうしましたところ、担当者が数を持っていなかったか、云々かんぬんと、よく分からない回答。施設でお世話になる2泊3日を控えていたので、数が必要だとお願いし、残り2本をポストに入れておくように頼みました。そしてポストで確認したのは翌々日の午後のことでした。
命に関わる医療機器を扱う会社として、そうでなくても一企業として、不信感が募っています。繰り返しになりますが「選べるなら会社を選びたい!」これが本音です。
ちなみに、レンタカーについても書いておきます。福祉車両のレンタカーは、ごくごく街中にある民間の会社で自費で借りています。これにも理由があります。社会福祉協議会やその他、ケアマネさんから聞いて借りられそうなところをあたってみましたが、手続きに時間がかかること(借りられるようになるのには何ヶ月という期間を要しそうでした)、通院ではなくレジャー目的では不可能なこと、などがわかりました。
また川崎市は7つの「区」があるため、メリットもあると思うのですが、今回の場合はデメリットを感じました。祖母の現住所がある「区」の社会福祉協議会に問い合わせたところ、平日の木曜日、金曜日に担当者が2日連続で会議のため不在とのことで、たった一人?の担当者以外は全くわからないとのことでした。
そこで隣の「区」に電話したところ、とても感じがよく、回答も明朗でした。しかも、その時点で私が知らないプラスαの情報も自ら調べてくださり、感動しました。そこで「そちらで借りられないか?」と聞いてみたところ「居住区」でないと不可能とのことでした。
さらに追加で尿パックのことにも触れておきます。在宅医療を行う医師がオーダーしたものが祖母に付けられます。その種類はいくつもあり、祖母の肌に合わないものだと赤く荒れます。それから、使いにくいものもあります。病院に入院していたときは、同じメーカーの1種類だったのでそれは荒れませんでした。これも、こちらが選べたらいいのになという事例です。
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長々と書きましたが、介護するまでは、知らなかったシステムや仕組み、世界が広がっていました。正直に書きますと、綺麗事だけで介護をやれているわけではありません。腹が立つこと、もどかしいこと、信用ならぬこと、たくさんあります。
自身も小さな会社ですが、経営しているからこそ、会社や組織の事情があることはわかります。しかし、同時に誠実さや信頼なくして何ができるというのか、その会社に未来はあるのか、疑問を感じずにはいられません。
介護ひとつとっても、感謝や感動ももちろんありますが、同時に選択肢の無さ、不要な手間、エネルギーがなければ諦めるしかないこと、などたくさんあることを知りました。実際、私が今90歳で体が不調だったら、たらい回しにされる電話や書類の申請などが煩わしくなり、色々と諦めていると思います。
兎にも角にも、携帯用酸素ボンベが残り1つ(それはすぐに無くなる量)なので、明日の朝イチでお願いしようと思います。
*5/1に5本持ってきてもらうことになりました。これまでは3本。