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< Shoe care > 革靴の雨シミをケア

2022-10-15 23:11:00 | 日記
先日、にわか雨に降られて、Spigola のシングルモンクに雨シミができてしまいました。

今まで運が良かったのか、靴に雨シミができるのは今回が初めて。


対処法を調べたのですが、雨ジミの範囲を含めて広めに水で濡らせば目立たなくなる、とのこと。

革靴好きの方にとっては当たり前のコトかもしれませんが、初めて知りました。


除湿剤を入れて乾かします。




ソールも濡れたので、乾燥に2日かけました。


トゥの、水滴がついた部分が白っぽくなっています。





サイドにも少しシミが。





状態を確認したところで、早速とりかかります。

まずはステインリムーバーで拭いていきます。





『リムーバーではシミは落ちない』と書かれているWebサイトも見られましたが、

なぜリムーバーを使用したかというと


 シミが白色なので、雨ジミなのか塩吹きなのか自分には判別できなかった (塩ならリムーバーで落ちるらしい)


 ケアをしたのが最近なので、塗ったクリームを落とさなければ十分に水が染み込まない可能性がある


 モゥブレイのリムーバーは水分を含んでいるので、あわよくばリムーバーを染み込ませるだけでシミが消えるかも


という理由。


さて、リムーバー使用後、サイドのシミは首尾よく消えたのですが、トゥのシミは頑固でまだまだ目立っていました。

いよいよ水で濡らしていきます。

(写真は撮り忘れた)


雑巾を水で濡らして、少し水気を残すようにユル目に絞ります。

(最初、日和って硬めに絞ったら全然シミが消えなかった)


そうしたら、シミの目立つトゥ部分に濡らした雑巾を押しつけたり、トントン叩いたり、クルクル動かしたりして、革に水分を含ませていきます (どの動きが正解かは不明)


雑巾を離すと水滴が残るので、靴磨きに使っているクロスでサッと拭き取ります。


シミが目立たなくなるまで繰り返していき


最終的にはほとんど消えました。



(リムーバーで旧いクリームをしっかり落とした結果、以前ついたキズが露わに)



風通しの良い場所で半日ほど乾燥させ、クリームを塗っていきます。





まずはデリケートクリームを塗り、

(前回の反省をふまえて薄塗り)


右足のトゥのキズは油性クリームで補色しておきます。





キズは消えませんが、地の色が見えていたのは補修できました。


さて、全体のケアにはニュートラルのクリームを使用。

モゥブレイのアニリンカーフクリーム。





あまり伸びがよくないので、塗りすぎ注意。

デリケートクリームに似た位置づけの商品ですが、ロウ分の割合が多いようで、少し光沢が出ます。





この靴はしばらくの間、ニュートラルのクリームでケアしていこうと思います。





(余談)

今回はじめて気がついたのですが、

この靴のバックルが銀製であることが判明しました。



(金具の裏に925の刻印が)


色はシルバーなんだけどピカピカではなく、ところどころ黒っぽくて、どこかビンテージ調の金具だなとは思っていたのですが銀製だったのかと妙に納得。





ブレザーボタンやアクセサリーが銀色でも金色でも、どちらにも馴染んでくれる色合い。