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ツアーで偶然訪れた鳥取の有名旅館。旅館の方の説明で天皇陛下が泊まられる旅館の説明に！？
どこかで聞いた事のある説明に「鳥取にもう一軒天皇陛下が泊まられる旅館があるのですか？」にたずねました。「いいえ、鳥取ではうちの旅館だけです」との返事。ああ、何という偶然！！５０年前卒業旅行にと友達３人で中国地方一周の計画をたて学生の事ゆえお金のかからない旅で学友の実家に泊めてもらったりとユースホステルとかを利用してもうあとは帰るだけの事でした。途中一人が鳥取の駅に着いた時「鳥取って全然知らない！
ここで降りよう」発車間際に飛び降りたものの、３人共帰りの汽車賃しかほとんど残っておらず私が一番強硬にこのまま帰ろうといったものの、残る二人に押され改札を出ました。出たもののどうしていいかわからず
そのうちの一人が「前の交番所に行こう」と言いだし途方にくれて行く事にしました。お金はないけどどうしても鳥取を見てみたい、ただで泊めて貰える所はありませんか？」と。巡査はこのまま「京都へ帰りなさい」と
当然の事を言われた。その時から言いだした二人は私の後ろに隠れるようにし、私を前に押し出し必然的に私一人がどうしてもお願いします。と言わざるを得なくなってしまいました。今から思うと時代が良かったのでしょう。必至の頼みに応えてくださいました。同じ学校を卒業した大先輩がお寺の奥様のおられるから泊めて貰えるように頼んであげるとパトカーに乗せてもらいそのお寺に行き、気持ちよく引き受けてくださったのです。
そしてお風呂は旅館をしている知り合いがあるからそこでお風呂に入れて貰いなさい。そこは天皇陛下が鳥取にこられた時はそこに泊まられる立派な旅館だから」と。大感激でした。帰ってから父にすごく叱られ、父がそのお寺にお礼と謝罪の手紙をだしていたのを覚えてます。今は面影のないほど立派な旅館になってました。
残念ながら泊めて貰ったお寺の名前も今は思いだせません。 その節はお世話をかけ本当にあいがとうございました。 合掌