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大津祭

2008-10-19 16:01:14 | Weblog
湖国三大祭りの一つ。
天孫神社の祭りで、江戸時代の初め、鍛冶町塩売治兵衛が狸面で踊った事から始まったとされる。現在のような曳き山が作られたのは寛永15年(1638)以降とされている。大津祭の特色の一つは「からくり人形」である。

◆大津祭◆
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■西行桜狸山 俗に狸山とも言う。狸は屋上に乗せられ、祭日の天気を守る事になり先頭で、巡行する。■■西王母山 昔、崑崙山に住む西王母が天女と共に舞い降て君に桃の実を捧げ長寿を賀した。■■神功皇后山 神功皇后が戦に先立ち、肥前国松浦で鮎を釣り、戦勝を占ったとされる伝説にちなむ。「安産の山」として信仰されている。■■竜門滝山 黄河上流の竜門山の滝は、どんな魚でも上がれないが、もしあがる魚があれば,直ちに昇天して龍になると言う故事に因む。「登竜門」と言う語もここから出た。■■源氏山 紫式部が石山寺において「源氏物語」を書いた故事にちなんだもの。■■湯立山 天孫神社の湯立の神事はこの山から捧げるといい、山の建物は拝殿をかたどり、周りはその回廊を真似たもの。■■湯立山のからくりは、称宜がお祓いをし、市殿が笹で湯を奉り巫女が神楽を奏でる。この湯をかけられたものは、病気平癒、商売繁盛など縁起が良いと言う。■■猩々山(水曳き幕)( 能楽の「猩々」から考案。昔唐の国にすむ高風と言う親孝行な者が夢で「楊子の町で酒を売れ」と教えられ売っていると海中に住む猩々から酌めども尽きず、飲めども味のかわらない壷を与えられた。■■西宮蛭子山(水引き幕) 鯛を釣りあげた蛭子に商売繁盛を祈る。「鯛釣り山」とも言う。■■殺生石山 鳥羽院に寵愛された玉藻前は実は狐で帝の命を奪おうとしていたのを見破られ東国に逃れ那須の殺生石となり旅人を悩ましていたのを玄翁和尚によって成仏した。からくりは、石が二つに割れ玉藻前の女官の顔が狐に変わる■
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