今年は昨年の10倍という花粉の飛散量。すごいぞ、すごいぞと言われ、こちらもそれなりに対処していたのですが、この週末は非常に大変でした。通常の薬を飲んでいても鼻がつまって頭が重く、頓服を用いると睡魔に襲われる始末。久しぶりの辛さです。特に昨日は、気温も高くカラッと晴れていたためか、往生しました。ほぼ一日、目をつむっていたといっても言いすぎではありません。東京マラソンに参加された花粉症のランナーはさぞや辛かったことでしょう。
ときに。プロ野球のオープン戦が本格的に始まりました。わが東京ヤクルトスワローズは26日の埼玉西武戦、27日の巨人戦とも黒星でした。両日とも投手はまずまずの出来といってよいでしょう。しかし野手陣がところどころでミスを犯したりチャンスを潰したりしていました。公式試合ではないですから、多少まずくても一向に構いません。寧ろまずさをたくさん出したほうがよいと思います。いま如才なく切り抜けても大事なところでポカをしたら、ひょっとするとベンチ入りも怪しくなるかもしれないので。
とはいってもオープン戦で立て続けに負けるのは、気分のよいものではありません。小川淳司監督が渋面になるのもうなずけます。その小川監督ですが、土曜日でしたかCSの番組で、大学の後輩の高木豊氏と対談していまして。監督の熱い気持ちを引き出そうとする高木氏の腐心をよそに「ぼくには実績がない」「実績のある人と実績のない人が同じことを言ったとしても、実績のある人の言うことに耳を傾けてしまう」「あまり目立ちたくないんだ」と、小川監督かく語りき。
正直な、あまりにも正直な発言!!プロ野球選手としてのプライドを捨て、ありのままの自分を見つめ、それをテレビで公言する。これはなかなか出来ないことです。わたしはこのインタビューを見て、小川監督には是非とも長期にわたり采配をふるってもらいたい、と改めて思いました。たとえBクラスが続いたとしてもよいから。自分のことをそこまで言い切れる監督が選手たちをどう見、どう扱うか、また選手たちが監督の采配に対して、どのような反応を示すか、さらにそれによってチームはどのくらいの戦力になるのか、非常に興味があります。あっ、さきほどBクラスが続いてもよいからと書きましたが、小川監督が采配をふるう限りそういう成績にはならないと思っていますからね。
とまれ小川監督に早く1勝を!