今朝、某情報番組にデビッド・フォスターとピーター・セテラが生出演していてビックリ。一日の始まりにこのコンビが見られる幸せ。2人がタッグを組んでする曲といえばもちろん「Hard to say I'm sorry」。
《シカゴの輝いていたのは、あらかたの意見と同じかと思いますが、初期から中期にかけてですね。演奏能力が高く、メッセージ性も世情を反映してか非常に強かった。それがやはり世情を反映してか、次第にトゲトゲしさが抜け、いろんなジャンルの音楽を吸収し、いつしか恋愛ソングバンドとなってしまいました。このバンドの音楽遍歴は、テリー・キャスが死に、ピーター・セテラが脱退したことも、多分に影響しているのでしょう》
ピーター・セテラ。ベーシスト。美声ではないけれども、一度聴いたら忘れられない声、そして伸びの良い高音。個人的には「25 or 6 to 4」「feelin' stronger every day」「call on me」あたりの彼の歌声が良いと思っています。シカゴを脱退した直後の「stay with me」もなかなかです。映画「竹取物語」の主題歌で、パーラメントというタバコのCMにも使われたから、聴けば「あーこの曲ね」とわかっていただけるはずです。なんてこと頭に思い浮かべながら感慨深げに画面を観ていたのですが、ピーター・セテラの声を聴いて愕然。声が出ない、伸びないのです。早朝だからか、はたまた年齢によるものか。恐らく年齢によるところ大なのでしょう。聴いているのが辛くなり、観るのをやめてしまいました。
滅多に生で聴けないのだし、我慢して観続ければよかったのですがね、昨日のNHKのど自慢にゲスト出演した「ささきいさお氏」を観てしまったから、とても我慢ができなかったのです。
のど自慢では、参加者が必ずゲストの曲を歌うお約束があって、ささき氏の持ち歌「ゲッターロボ」を青年が歌っていました。「宇宙戦艦ヤマト」といかずに「ゲッターロボ」をチョイスしたセンスが素晴らしく(個人的には「とべ!グレンダイザー」もアリかなと)、彼の歌声も初めは恥じらいがあったけれども次第にノッテきて、なかなかうまくて驚きました。ささき氏が居る手前、最後まで歌わせて、無情の不合格の鐘となったのはご愛嬌で、興味深かったのが、ささき氏の青年への熱血アドバイス。
「なかなか良かったねぇ。でも元気が少しなかったな。最初のところをね、もっと【頭蓋骨に共鳴するような感じ】で、〝ガン、ガン、ガン、ガン〟って」
若い力が真っ赤に燃えていました。
にしても「頭蓋骨に共鳴するような感じ」っていう表現にプロ根性を見ました!この言葉を聞いて、ちょっと前までミニコンサートが行われていた東京駅丸の内口の改札を出たところが、ふと頭に浮かんだのですが、ささきさん、つまりはこう理解して良いんですよね?
でも、素人さんに指導するだけのことはありますよ。最後のゲストのコーナーでささき氏が持ち歌を熱唱しましたが、まったく衰えを感じさせない声でした。オフコースの小田和正も真っ青です。毎日しっかりボイストレーニングをしているのだということがわかりました。
確か、ささき氏はピーター・セテラよりも年上のはず。声質が違うこと、かつ、寄る年波にはかなわないことを差し引いたとしても、日々の鍛錬を怠るようではプロとは言えません。
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