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凄いやつが死んだ

2005-06-27 | 日記
第2次世界大戦で生き残った元日本兵として、当時の上官らの
戦争責任を追及するドキュメンタリー映画「ゆきゆきて、神軍」
(1987年、原一男監督)の主人公として知られる奥崎謙三
(おくざき・けんぞう)さん(神戸市兵庫区)が、今月に入って
亡くなっていたことが26日わかった。85歳だった。
兵庫県出身。大戦中に陸軍の上等兵としてニューギニアに従軍。
戦後は神戸市内で自動車部品販売業を営んでいたが、1969年
1月、皇居の一般参賀の際に昭和天皇にパチンコ玉を撃ち逮捕。
83年には、元上官の長男に発砲して重傷を負わせ、懲役12年
の判決を受け服役した。

18年前に見た映画は衝撃的だった。完全な密着ドキュメント。靖国参拝を固執する小泉首相が見ればいい映画だ。単なる平和とか戦争反対とか そんな生易しいもんではない。人間の 生身の人間の嘘偽りのない生き様。よくぞ こんなものを映像にした、ともいえる。
 ニューギニア戦線といえば 人肉で飢えを凌いだといわれるすざましい激戦地。ジャングルを米兵に追い回され それこそ未だに生き残り兵が 生存するのではないか といわれるところへ奥崎さんは従軍した。
 親殺し、子殺し、兄弟殺し、妻殺し、友人殺し、ネット自殺、小学生殺し、何が因果でこの平和な日本で憎しみ合うのか。このドキュメントを見れば そんな事件が 平和ボケの中で いかにつまらぬ事をしてるか よくわかる。レンタル店に行けば まだあると思う。必見ですよ。


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