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横山やすしと松本竜助の死

2006-04-02 | 日記

ビートたけし・きよし
西川きよし・横山やすし
島田紳助・松本竜助

個性も才能も違う他人。
漫才コンビは、そこに利害(金が)がからむ。
相方が自殺した例もある。

笑いの陰に涙ありです。
さて、今回の悲劇。

竜助について紳助が会見で言った。
「あいつは才能がなかった。なかったけど、一生懸命けいこしてた。翌日はちゃんと、覚えてきた。きっと家で一生懸命やってたんや、と思う」
涙ながらにメディアに話した。
紳助の思いやり、に見える。
事実は違う。

コンビを組んでいた頃から、竜助を見下ろしていた。
罵倒して、罵倒して。
「お前とやっとられんわ!」
竜助は素直で、確かに才能がなかった。
しかし、だからこそ、紳助が引き立った。
その、好対照がファンの心をひきつけたことを紳助は未だに気づかない。
アホで思い上がりのある下品低劣な人物だ。

「俺は才能がある」
その横柄さが現場で今もちらついている。
ギャラアップで吉本興業とやりあった。
あげくすごすご退散したパフォーマンス好きな紳助。
それでも「おれはギャラ交渉したんや」

だれも、その交渉の中身を知らないところで吹聴する、したたかさを持つ。
女性マネジャー殴打事件も、吉本スタッフに「何で、マスコミに隠しおおせんかった」と逆切れしていた。
不動産、飲食店、株式。
金儲けには目のない紳助とコンビ解散は自然の成り行き。
「50になったらコンビ再結成や」
竜助にいったとか、言わなかったとか。

いつどこで、どう言ったのか?
金を無心にこられて、必死の言い訳をした時なのか?

もうすでに、死人の口は開かない。
竜助。
倒れた場所は大阪・十三の風俗店事務所だ、といわれている。
自宅に倒れたことに、せめてしてくれ。
そんな要請が関係者からあった、ともいわれる。
紳助が相棒かばうために言った美談にしてくれ。

そんな噂さえ飛び出す。
余りにも、みじめだからだ。

竜助。
金に困って、何でも仕事をしていた。
ヤクザの会合でも、名前だけは売れているから重宝された。

ヒロ・ヤマガタという世界的イラストレーターの絵画を販売するイベントにしょっちゅう借り出された。
それによって、マル暴の資金源に利用される。

広告塔として展示会などでも、よく姿を現していた。
そんな状況の中で天国へ旅立った。
西川きよしが国会議員になり、吉本でも確固たる地位を築いた。
豪邸を箕面市に建てた。

家族は理想的なファミリーとして喧伝される。
いい人になっている。

一方のやすしは暴力と酒に溺れた。、
稼ぎに比べて貧相な建売住宅(大阪・摂津市)に住む。
長男・一八はたびたび警察沙汰。
そして51歳、肝硬変で天国へ。
49歳と51歳。
いろいろ考えさせる2人の漫才師の死だった。
何だか死に際がだぶって見えるのは私だけか。



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