パソコン悪戦苦闘記録

ドライバを入れずにプリンター利用「ドライバレス印刷」

 昨夜、Linux(Ubuntu)PCでWeb閲覧をしていたら、突然、「プリンターが追加されました。」のメッセージが画面に現れました。
 プリンタードライバのインストールはもとより、何らのPC設定もやっていない段階だったので、いったいどういうことなのかと、びっくらこきました(非常に驚きました)。
 そして、試しにプリントアウトをしてみると、実際に印刷ができます。
 つまり、ウソのメッセージではなかったのです。
 ⇒ こちらの記事をご覧ください。

 昨夜の時点では、何らの予備知識もなかったので、わけが分からない状態でした。
 ただただ、「どうして?」ってな感じです。
 んで、今日になり、この関係を調べてみました。
 そして、ようやく解明ができました。

 これは、Ubuntu17.10のバージョンから導入された、注目機能の一つ「ドライバレス印刷」の仕組みなのです。
 (LTSのバージョンでは、Ubuntu18.04LTSから)




 昨日の記事には、非常にありがたいコメントをいただいておりました。
 コメントをくださったお二方とも、デジタル関係の技術にとても明るい方です。
 そのコメントの中で触れられている
  プリンターの自動検出機能 や
  Apple社が提供しているオープンソースの技術
によるものです。

 どういうことかというと、
 Apple AirPrint という規格又は、
 IPP Everywhere という規格、
そのいずれかに対応したプリンターであれば、Ubuntu PCにドライバをインストールしていなくても印刷が可能というわけです。つまり、ドライバレス印刷です。しかも、何ら設定をしていなくても、ネットワーク上からプリンターを自動検出します。
 上記の Apple AirPrint は、米Apple社によるもの
 IPP Everywhere は、IEEEにて策定されているもの
です。

 現在、市場に出ている多くのインクジェットプリンターは、Apple AirPrintに対応しているとのことです。ということは、実に多くのプリンターで、ドライバを導入することなく、設定も必要なく、Ubuntuからの印刷が可能というわけです。
 なんとも便利になったものです。

 ただし、この技術、まだ発展の余地があって、ときおり不具合らしき挙動が出るみたいです。この場合はやはり、プリンターメーカーのサイトなどから、Ubuntu向けドライバを導入せざるを得ません。
 ドライバレス印刷の技術の登場から、すでに相当の年数が経過しているので、かなりの改善が図られているのでは、と期待はしているところです。


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 それでは、また次の記事で。
goosyun
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