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茶娘(ちゃこ)の日記

今日はどんな日だったかな・・・

雨ニモアテズ・・・?

2007-03-08 23:36:51 | 名言

今日から、徐々に引越しの準備を始めました

・・・と言っても、本を少しダンボールに入れただけ~

片付けているはずが、写真やはがきに目がいってしまい、なかなか進まないのが現状です・・・

片付けているファイルの中から、2000年10月31日付けの新聞の切抜きがあったので紹介します

《詩人・宮沢賢治の「雨ニモマケズ」はいまなお不朽の光を放っているが、そのパロディーに「雨ニモアテズ」というのがある。

賢治のふるさと盛岡の小児科医・三浦義孝氏が、この夏、小児科学会で披露した。作者不詳だそうだが、出席した方からお知らせを受けたのでご紹介したい。
 

「 雨ニモアテズ 風ニモアテズ 雪ニモ 夏ノ暑サニモアテズ   
  ブヨブヨノ体ニ タクサン着コミ 意欲モナク 体力モナク          
   イツモブツブツ 不満ヲイツテイル      
 
  毎日 塾ニ追ワレ テレビニ 吸イツイテ遊バズ   
   朝カラ アクビヲシテ 集会ガアレバ 貧血ヲ起コシ    

 アラユルコトヲ 自分ノタメダケ考エテカエリミズ   
 作業ハグズグズ 注意散漫スグニアキ ソシテスグ忘レ  

 リッパナ家ノ 自分ノ部屋ニ閉ジコモツテイテ   

 東ニ病人アレバ 医者ガ悪イトイイ  
 西ニツカレタ母アレバ 養老院ニ行ケトイイ  
 南ニ死ニソウナ人アレバ 寿命ダトイイ    
 北ニケンカヤソシヨウガアレバ ナガメテカカワラズ   

 ヒデリノトキハ 冷房ヲツケ ミンナニ 勉強勉強トイワレ  
 叱ラレモセズ コワイモノモシラズ コンナ現代ツ子ニ ダレガシタ」


小児科のお医者さんもついにサジを投げた?先日、文部省の調査では、大人はスポーツクラブなどの充実で体力は伸びた。
ところが子供たちはテレビゲームの普及などで室内で遊ぶ機会が減り、運動能力は落ちつづけているという。

宮沢賢治が生まれて百四年。教育勅語が発布されて十月三十日は百十周年。
「学ヲ修メ業ヲ習ヒ以テ知能ヲ啓発シ徳器ヲ成就シ・・・」という教育勅語も、体力の向上には触れていない。 これほどの体力低下は夢想もしなかったからか。》
       (2000年10月31日付け/産経新聞/産經抄より全て抜粋)    

この記事から6年半。 今の子どもたちは、「雨ニモアテズ」、「雨ニモマケズ」、どちらの精神で過ごしているかな・・・

それにしても、パロディー版を考えた人は、センスありますね


今日も揺られて・・・

2007-01-10 23:14:07 | 名言

今朝は、久しぶりに山手線に乗りました
間隔が長めの湘南ラインとは違い、何となく慌しく感じる車内でした

横浜から東京へ引っ越して、6年。
初めは、新宿駅の人の多さ、スピードに圧倒され、流れに乗り切れませんでしたが、あっという間に慣れ、流れにも乗れる様になりました

初めの内は、道を譲ったり避(よ)けていました。

その行為を当然と受け止める人が多く、又、全く避ける気もなく階段でも体当たりでぶつかってくる、ぶつかっても謝らない、電車から降りる人よりも先に乗ってしまう等、そんな行為を目の当たりにしていく内に、自分自身、道を譲らなくなっている事に気がつきました。(もちろんマナーのある方もたくさんいます

その事は、私生活にも影響を与え始め、いつもピリピリして、ちょっとした事でカリカリするようになってしまいました。
そんな私を見かねた父親が、『お前どうしたんだ。最近、怒りっぽいぞ』と、言ったのです。

父親から言われた事や道を譲らなくなってきている事を主人に話すと、
《菜根譚(さいこんたん)の中に、『先を争う時、人に一歩を譲る心がけを持つことが尊い。自分から一歩を退くことが、後に一歩を進める伏線になる。(中略)この人のためにすることが、実は自分のためになる土台となる。』っていう言葉があるんだよ。急いでいないときは、三歩譲れるといいね》、と言ってくれました。

それを聞いて、《あ~、私は、何で急いでいたんだろう・・・》と、反省をし、今は、以前のように、人に道を譲れるようになりました

すると、心も穏やかになり、ピリピリ・カリカリ感もグッと減りました。

流れに逆らう気はありませんが、必要以上のスピードは視野も心も狭くしてしまう気がします

今日も揺れる電車から見える富士山が言っています。
《大きくなれよ・・・》 と・・・。