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銀座花便り 

ローヤルフラワースクール スタジオエスからの花便りです。 楽しいフラワーアレンジのヒントをお届けします!

芽吹きの季節

2011年04月23日 | ちょっとブレイクタイム
今日は久々に雨の一日でした。芽吹き始めた木々にはうれしい雨だったでしょうか!
自宅近くには長く続くケヤキ並木があります。
今は爽やかな緑のトンネルになっています。ここに住むのを決めたのは
この並木道が気に入ったというのも理由のひとつです。

夏は日差しを和らげ駅まで歩くのを助けてもらっています。数年前の丸ビルの
展示作品にはこのケヤキの伐採した枝を分けてもらい、使用しています。
地元民にとってはともに生きる仲間といった感じです!!!

自宅では2階の屋根で今年もカロナイナジャスミンが黄色い花を
咲かせています。
今年は庭で伸び放題になっていたアイビーを少し整理して、ハーブを
植えることにしました。

まずは2種類のラベンダーとローズマリー、ほふく性のタイムを植えました。


このタイムは足元にあると少し触れたりちょっと踏んだりすると
やさしい香りがします。


次は ミントと何と言っても大好物のバジルも植えたいのですが、バジルはいつも
虫との競争になってしまい、あっという間に食べられてしまいます。

3月のパリは・・・・・

2011年03月28日 | ちょっとブレイクタイム
  

3月16日から27日までパリに行ってきました。冬枯れした街が帰る前には
あっという間に新芽が芽生え柔らかい緑に包まれました。
一夜にして春がやってきたと感じるこの瞬間が大好きです。
今年はいつもとは違ってとても悲しい春ですが新しく芽生えるもの、
確実に育ってゆくものがあります。

去年の実のとなりに新しく芽吹いたプラタナス。


レンギョウの鮮やかな黄色。となりでくつろぐ黒猫も気持ちよさそうです。
 

ホテルからちょっと散歩がてら歩いてみたモンソー公園の朝。
  

  

  

 

花のレッスンを毎日受けながら、パリ市内のホテルの花も見てきましたので
またご紹介いたします!

  

帰りの手荷物で持ってきた資材や花器です。銀座のレッスンで登場予定です!
改めて並べてみたら大変な量でした。スーツケースは25キロ、手荷物は10キロ越えと
いう恐ろしい状況でしたがなんとかおとがめなしで飛行機に乗せていただいて感謝!感謝!



今回のパリ行きについては最後の最後、前泊した成田のホテルでもギリギリまで
取りやめるべきか迷っていました。20才を過ぎて大人といっても息子と娘を
余震が続く東京に残しておくのは心配でした。そして静岡でまで地震がおきたことは
大変なショックでした。朝、子供達が大丈夫だからという電話で行く決心をしました。

パリでも夫が暮らすハンガリーでも出会う人々は日本人と知ると、今回の震災に深い
悲しみとともに日本人に対する尊敬の気持ちを伝えくれました。
パリに暮らす日本人の皆さんはいち早く何か力になりたいと、チャリティーの開催に
連日奔走してくださっていました。日本にいてできることもありますが、海外にいる
からこそ、パリでのチャリティーイベントの収益は日本に外貨を入れることになります。

パリでレッスンを受け、お世話になった濱村純さんが4月の東京レッスンの内容を
急遽変更して、香港、大阪、福岡、長野でチャリティーイベントを開催されます。
詳細はこちらから







京都の紅葉といけばな

2010年11月25日 | ちょっとブレイクタイム
今週の秋の京都は紅葉の身頃でした。
郊外の大原三千院。高台寺。東福寺。

紅葉と夜の特別公開の泉涌寺(せんにゅうじ)ではお庭にいけばながライトアップされていました。このお寺はあまり知られていないかもしれませんが、皇室ゆかりのお寺です。
幕末までの天皇の陵墓があり、終戦までの700年間非公開だったそうです。

すぐそばの東福寺はあまりに有名で人でごったがえしていましたが、このお寺はひっそりと
静かに夜の拝観ができました。美しい楊貴妃観音様、鳴き龍など見所もありますが、なにより
山門から一歩入った時から異次元に迷い込んだような錯覚にとらわれます。

三千院往生極楽院




軽やかな桂の紅葉






祇園の路地裏の店先に置かれた鉢植えアレンジ


高台寺




東本願寺前のイチョウ、生粋の京都人のタクシー運転手さんのオススメワンポイント!
「金色のじゅうたんに赤いお星さんをちりばめたようにきれいだよ!」とみかけによらぬ
ロマンチストでした! その言葉に引かれてバスで向かいました。


東福寺の通天橋からの紅葉。一面のイロハモミジは圧巻!


泉涌寺


 









このお庭を眺めるお部屋は天皇玉座がありました。




ちょっと暗いのですが山門から入ったところです。昨年だったかのJR東海のポスターに2度使われています。







モネの庭 4月の花

2010年05月13日 | ちょっとブレイクタイム
ジベルニーのモネの庭、夏の睡蓮が有名ですが、睡蓮はもちろんバラもまだ咲かない4月~5月の庭は春のやさしい色があふれていました。

曇っていると、さぁっーと陽がさしてきたり、光が美しい日でした。
香りと小鳥のさえずりをイメージしていただけたらと思うのですが・・・・・。




フジの足元の吸い込まれそうな淡いブルーの花はワスレナグサです。



睡蓮はまだこんなに小さいのです!




















初夏にはアスチルベがいっぱい咲くんでしょうね。葉色が違う種類も植えられてます。












こちらはモネの家の前のお庭。
花の色合わせのお手本のようです。































上の写真の一部切り取ってみたら、まさにモネの絵そのものです!














パリの花市場とブケー

2010年05月10日 | ちょっとブレイクタイム
連休にパリの花市場に行ってきました。
パリ郊外にあるランジス市場の様子です。日本と一番違うのはほとんどの花が水揚げされ
バケツに入った状態で売られています。


花に対する感覚は国によって大きく異なるものですが、日本ではこの時期母の日に向けてカーネーションが最盛期です。市場にも花屋にも色とりどりのカーネーションが並びますが、ここランジス市場ではほとんど見かけませんでした。
フランス人にとってカーネーションはあまり日常家庭に飾ったりお祝いやプレゼントには使わない、墓前に捧げる十字架やリースの花のイメージだそうです。日本で言えば、白菊のようなものでしょうか。 
だから逆にヨーロッパ人は 大輪の菊をエキゾティックといってブケーの真ん中にバアーンといれたりできるんでしょうね!

このお店は花の色ごとに並べられ、とてもステキでした。









5月1日はメーデーですが それとは別に自分の大切な人にスズランを送る日なんだそうです。この日は4月30日ということでスズランの入荷が多く、こんな風に箱が山積みです。



花はこのように保水されています。


5月1日には町の中で 花屋だけでなく街角でもあちこちで売られ、老若男女誰もがスズランを手にして歩いていました。


一段とすばらしい香りを放っていたのはライラックです。東京で売られているライラックは輸入物ということもあるのか香りはわずかですね。
写真と同じライラックの花は街のあちこちに咲いていました。



花のほかに資材店もたくさんありました。欲しいものばかりでしたが、グッと絞り込んで
少しだけ買いました。これからのレッスンで使って行きたいと思います。
今回は市場見学と花のレッスンを1回だけですが受けてきました。
とてもステキなアトリエでそれだけでも気分は爽快!!!

自然な花のイメージを生かして作るハンドタイのブケーです。
こっくりといた色合いがポイントです。

花の写真も自然光で、その上窓外の景色がこうだとどうしたっていい写真が撮れますね。









同じ花材で花の頭をそろえたおなじみの形にするとこんな感じになります。



アトリエの中はこんな風にオシャレに花が置かれています。



お部屋の窓からの景色はとりわけステキ!








建物がぎっしりと立ち並んだ通りから古い鉄の扉を一枚開けると、突然全く違う世界が広がっているのがヨーロッパの町ですよね。
あちこちの古い扉を一枚一枚開けて中を見てみたくなりますね! 残念ながらどこもセキュリティーがしっかりしていて無理なんですが・・・・・。




この季節、パリはマロニエが満開で、街中にあまーい香りが漂っていました。
マロニエは東京では数少ないのですが 丸の内と銀座に少しありますね。山手線で確か
東京駅と有楽町の駅間で電車からも見えると思います。

白のほかにピンクと赤があります。



2月にブダペストに行った時、アパートの前は一面の雪で何の木か全く分かりませんでしたが春になったらこんな景色に変わってびっくりです。





目の前の大木(4本ほど)は全部マロニエでした。マロニエの香りと野鳥のさえずりで目覚める朝はぜいたくな環境ですね!