ほんと、セクスィー部長もびっくりの男の色気ムンムンアルバムです。しかも、演奏も曲も素晴らしい!
- Slippin' Away
- Lost in Love With You
- Shelter
- Why I Came to California
- Deeper Than Love
- Can I Touch You There
- Words of Love
- Miracles
- Somewhere
- Where Are They Now
どこか憂いを帯びた演奏とボーカルの「1.Slippin' Away 」が始まったとたん、もう別世界!この曲には、デヴィット・ペイチとデヴィット・フォスターのふたりがキーボードで参加、曲もリオンと共作しています。
典型的なファンキーソングである「2.Lost in Love With You 」はキャッチ-かつデラックス かっこよさ抜群で大好きな曲です。
とろけるような、バラード「3.Shelter」。哀愁ただよう男の世界が堪能できます。コーラスは ビル・チャンプリン。
一転、またまたキャッチ-なデュエットソングが、「4.Why I Came to California (カリフォルニアの恋人たち)」。マンハッタン・トランスファーのジャニス・シーゲルとのデュオです。
実は、一番のお気に入りが、「5.Deeper Than Love 」。物憂い夏の午後、静けさが焼け付く街を支配する時間・・・・そんな雰囲気がただよう名曲だと思います。名手ガトー・バルビエリのサックスが絶妙な空気を漂わせています。
続く「6.Can I Touch You There (夜のささやき)」は再びファンキーソング。この曲なんか一つ間違えると大衆的な安物ソングになってしまうところを、素晴らしいアレンジが救っています。中心はジェフ・ポーカロのグルーブ感溢れるドラムなんでしょう。
「7.Words of Love 」は特徴のあるデヴィット・T.ウォーカーのギターで始まり後半にはリタ・クーリッジ他のコーラス隊が絶妙な味を出しています。
「8.Miracles」もサビの展開が素晴らしく、ビル・チャンプリンを中心とするコーラス隊が盛り上げます。
もう一つの隠れた名曲は「9.Somewhere」なんではないでしょうか。フローラ・プリムとアイアート・モレイラ夫妻をゲストに迎えたブラジリアン・ナンバーです。サビのコーラスが素晴らしい!
あらためて聴きなおすと、いかに細心に各曲が作られているかがわかります。アルバムとしての完成度が極めて高いと言い換えることもできるでしょう 。しかし、こんなドラマチックなアルバム他にあるでしょうか
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