以前80年代前半の名作「スターゲイザー」をご紹介しましたが、今回のこの作品も、その頃の瑞々しい雰囲気と全く変わらない驚異の作品と思いました。
詩の内容が深みを増し、年齢相応の内容の楽曲もある分コチラの方が、好きかも!?
- Make Love Not War
- 君のParadise
- 僕らの日々
- シャローナに片想い
- 君はしらない
- マイルドでいこう
- Good News
- Lennon=McCartney
- Chapel in the sun
- Xmas in Hospital
- 君にしてあげられること
- Welcome Home
- あの夏の少年(A Boy In The Summer)
爽やかなコーラスで始まる、「反戦歌」の「1.Make Love Not War」。・・・その武器 楽器にもちかえ・・・とストレートな歌詞でひたすら訴え続ける感動的な曲です。演奏もタイトで素敵! 渡辺 格さんのギターソロが特にイイです 杉さまと松尾清憲が作詞・作曲、ヴォーカルも二人で演ってます。
美しいサマーフローター「2.君のParadise」。うっとりするようなメロディに乗せ、身近なところにある幸せをパラダイスになぞらえ謳いあげています。作とヴォーカルは杉さまと堂島孝平。
竹内まりやさんが作詞している「3.僕らの日々」は、若い日々の想い出をミディアムなビートに乗せ軽快に歌います。いかにも竹内さんらしい曲です。コンセプトとしては、あの名曲「五線譜」に似てますね。安部恭弘がピアノとコーラスで参加、まりやさんもコーラスに加わっています。安部-杉-まりや、黄金のトライアングル
楽しいロックサウンドが弾ける「4.シャローナに片想い」に続いて、ひたすら優しいラブ・ソング「5.君はしらない」
・・・・誰かからのメールを待つ 君を見るとき 胸が痛くなることなど 君はしらない
・・・・世界中にある うつくしい場所 君をつれてくと きめているのさ
「ワイルドでいこう」に引っ掛けた「6.マイルドでいこう」。ボサノバのリズムにのせ、平和を希求する気持ちを軽やかに歌います。ほのぼのとしたメッセージソングです。伊藤銀次と杉さまのツインギター
堂島孝平と杉さまのダブルヴォーカルでかわいいビートソング「7.Good News 」、BOXのメンバーによるビートルズへのストレートなオマージュ「8.Lennon=McCartney」・・・いずれも水準以上の作品です。
ややゴスペルチックな「9.Chapel in the sun 」はチューリップの姫野達也さんとのデュエットです。いい味の曲です。
ウクレレの伴奏で、病室でX’masを過ごす少年?への応援ソング「10. Xmas in Hospital」、村田和人とのアコースティックデュオ「11.君にしてあげられること」いずれも小品ながらハート・ウォーミングな曲です。
杉さまの作品はどれもそうですが、どこかで聴いたことがあるな・・と思うんだけど、それが陳腐な感じに聴こえず新鮮に感じてしまうのが不思議です。曲の感じも、ビートルズばりのマージ-ビートあり、ビーチボーイズ風のサーフィンソングあり、モータウン風あり、ボサノバあり・・・と変幻自在で、一体どこからメロディが湧き出してくるのか? ホント感心してしまいます。そして何より、その暖かい人柄が詩や曲に滲み出ているのが魅力なんでしょうね
6月に名古屋ブルーノートに来るそうです。今から楽しみです
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