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半分の月がのぼる空

2011-03-02 18:20:09 | レビュー/感想(映画)
『半分の月がのぼる空』

2010年公開 日本映画


(あらすじ)
高校生の裕一(池松壮亮)は、入院先の病院で心臓病を患った少女・里香(忽那汐里)と出会う。長期入院のため人との距離が掴めない里香のワガママに振り回されながらも、裕一は次第に里香に魅かれていく。里香もまた、外の世界を見せてくれる裕一に思いを寄せていった。しかし、里香の病は日を追うごとに彼女の体力を奪っていくのだった……。二人が入院する病院の医師・夏目(大泉洋)は医者でありながら、里香と同じ病であった最愛の妻を救えず失意の中から脱け出せずにいた。夏目は、かつては腕のいい心臓外科医だったが、妻の手術を最後に内科医に転身。彼の腕を頼って転院してきた患者にも手術を行おうとはしなかった。そんな中、病院から見える砲台山に登りたいという里香の願いをかなえようと、裕一は里香を連れて病院を抜け出した……。


(スタッフ)
監督 深川栄洋
製作 尾越浩文 樫野孝人 鈴木一智
プロデューサー 小樽洋史 豆岡良亮 柴原祐一 大熊一成 久保田修
脚本 西田征史
原作 橋本紡
音楽 平井真美子
5 to 4
音楽プロデューサー 長岡和弘
主題曲/主題歌 阿部真央

(キャスト)
キャスト(役名)
池松壮亮 (戎崎裕一)
忽那汐里 (秋庭里香)
大泉洋 (夏目吾郎)
濱田マリ (谷崎亜希子)


(感想)
全く原作とか知らずに友達のハネマホちゃんのオススメで観たのですが、いや~良かった!
祐一と里香の関係が深まっていくほど切なくなってくるんだけん、お互いがお互いを必要とし合って前を向いて歩いていく姿に観ている側も決してネガティブにならず、むしろ勇気を与えてくれる。
中盤までは祐一と里香の物語がメインで進んでいくが、そこまではっきりと素性がわからなかった夏目が後半から物語のメインになっていく。ここはあんまり詳しく書くとネタバレしちゃうんで。。。ここがこの映画の上手いとこっす!!映画を観てすぐ泣いちゃう人は怒涛の後半に覚悟してください(笑)
人生をかけて一人の女性を愛し続け共に難病と戦う生きる強さ、苦しみ、そして希望、全てにおいて感動できる良い作品です。是非、観た後の余韻に浸ってください。きっと切ないというだけじゃなく、何か勇気をもらったような気持ちになるはずです!
自分的にはこれぞ理想的な純愛映画!って感じですね。


★★★★★