成長

幼い頃、大きな病気をすることもなく、身長も体重もその数値を伸ばし続けた。
人はそれを成長と呼んだ。
その事は両親も親戚縁者も喜んでいたことだろう。

ある時ついに身長の数値は伸びなくなった。
しかし、伸び率に波はあるものの体重は増え続けた。増え続けている。

どうやら人はそれを成長と呼ばない。
周りの人に喜んでもらうどころか、恋人にさえそれをディスられる始末。


成長と呼んでくれたなら、僕の心はどんなに穏やかだろうか。


身長＝タテ、体重＝ヨコと考えると、タテが止まりヨコが伸び続ける。
均整のとれたプロポーションとやらからは、どんどん遠ざかっていく。
なるほどこれは美しくない。

成長とは美しいものなのだ。それは自明である。
体重だけが増え続ける現象がもたらす結果は、成長に内在する美しさに届かないのだ。

やはり今の僕の状況は成長ではないという結論が妥当だろうて。



追伸：最近鏡の前に立って、正面から見てもデブなんだぜ！
ステージがひとつ上がった気がするんだぜ！
パパイヤ鈴木がああなってしまった以上、やはり俺しかいないのか。

驚愕の事実

僕は高校生の頃から携帯電話を所持している。
SoftBankユーザーだ。関西デシタルホン時代からの筋金入りだ。
iPhone目当てのチンピラ達と一緒にされては、ちと困る。


高校生のころなど、世間知らずの僕は流されるがままに、メールに絵文字を多用していた。熊さんの絵文字が最頻出であった。

大学生になり、そういうものへの批判精神が芽生え、絵文字の使用を控えるようになった。
同級生の女の子などに「句読点しか使わない俺、ちょっと大人だろ？」と、思われたかったのかもしれない。
これは痛い。


大学院に上がると、年下系女子との交流が活発になり、さらに批評精神の芽生えがあり、また絵文字を多用するようになった。
「こんなナリして、絵文字も使いこなせる俺のフットワークどう？」などとも考えていたのかもしれない。
もはやつける薬がない。

この頃から、既存のイメージや概念に対して、それらを転倒させることにとても意識的であった。
だもんで、最頻出絵文字はハムスターになっていた。

「あの人あんなに分厚いのに、ハムスターの絵文字とか意外かも。→この気持ちは何？→好きかもしんない。」
という女子側の思考展開を期待していたのは言うまでもない。


先日、相方とメールのやり取りをしていた。
最後のメールは、おやすみという一語にハムスターの絵文字をつけて送った。
するとすごい勢いで、「絵文字ちょいちょい化けとんねん！さっきのおやすみの後も何やアレ？！気になるんじゃボケェ！」とのメールが返ってきた。
すぐに電話で、事実関係の確認をした。

相方はauユーザーであり、ハムスターは見事に化けており、何かわからないとのこと。

さらに後日。
DoCoMoユーザーの友人に尋ねると、やはり化けているとのこと。

何てこった。
驚愕の事実。

そして俺がやり取りしてた幾人かの女子に、逆にSoftBankユーザーがいない。

モテようと必死に積み重ねてきたあのハムスターは彼女達に届いていなかったの？
俺の気持ちは何ひとつ表現されていなかったの？
あのハムスターはどこに行ったの？
俺は何なの？

届いていないし、表現されていないし、ハムスターは生まれていないし、俺は気持ち悪い。
そゆこと。

しかし悲しいな。

銀世界

銀世界である。

スノボに来ているわけではない。
ましてやバンクーバー五輪の話でもない。
ごくありふれたいびつな愛の物語である。


私の愛馬は、その名を銀世界という。
人間でいうと女性である。

彼女は少し華奢だけど、がんばり屋さんだ。
彼女は当時のカノジョのお父上から譲り受けた。
（頂いた時点で、すでに付き合っていなかった覚えがあるのだが定かではない。知ってる方・覚えてらっしゃる方いらしたら御一報下さい。）

布施に八尾に八戸ノ里に長瀬駅に、次々と私を運んでみせ、八面六臂の大活躍だった。

京都に拠点を移した私は、もちろん彼女を連れていった。
彼女との蜜月が始まる。
彼女に跨がらない日はなかった。
彼女さえいれば京都は自由自在だった。

雨の日も雪の日も彼女と行動を共にした。
ある日、交差点で停止しようとしたらブレーキの線がプチッ！ビヨーンと切れた。車道に飛びだし、足で停めた。
車が来ていたなら、確実にはねられていた。
あの時彼女は伝えようとしていたのかもしれない。

もう限界なんだ、と。
いつか貴方のこと傷付けてしまうんだよ、と。

俺が一緒におっちゃる。
ずっと一緒におっちゃるけん。

それが私の答えだった。
夜露か涙かわからないが、彼女の車体が濡れて見えた。


彼女の調子が悪くなるたび、莫大な費用がかかった。

そんな女やめておけ、いい女なら紹介してやる。
友人達の申し出を固辞しつづけた。
あいつと一緒に落ちるならそれもいいさ、と。


ＭＴＢを買えるくらいまで治療費が積み重なった頃だろうか、限界が近づいていた。

ガクン！

ペダルが抜ける感覚。手応えがない。
チェーンそれ自体が完全に切れた。
運動エネルギーを伝える要が外れてしまった。
どんなにペダルを踏んでも、もう彼女に伝わらない。


ごめん。ごめんね。

そう言うかのように、彼女の姿が小さく所在なげに見えた。

俺の方こそ、君のこと傷つけるだけで何もしてあげられなかった。

そっと身を寄せ合い、二人は泣き続けた。
ずっと泣き続けた。

「アストロン！」

空を切り裂き、轟く呪文。天の声。

鋼鉄に変えられた二人は、永遠を手にした。


フィン

バイク川崎バイク

Ｏ！Ｂ！Ｊ！
Ｏ！Ｂ！Ｊ！

オーケッ！
Ｏ！Ｂ！Ｊ！
Ｏ！Ｂ！Ｊ！



京都メガネ男子のマストアイテム。
学生時代は手の届かなかった憧れ。
このケースにどれだけ恋焦がれたか。
あんなに近くに住んでたのに。そして今回堀江ですが。
とうとう手に入れた。いただきものですが。
ありがたいねぇ。当たり前やけど大事にしよう。

俺みたいなエセ京都メガネデブにはモッタイナイ。
ＭＯＴＴＡＩＮＡＩ。

久しぶりのエントリーでこのテンションはうっとうしいな。
ＵＴＴＯＵＳＨＩＩ。


モテキおもしれー。
レディー・ガガすげぇ。
salyu好きやぁ。

スタジオジブリ・レイアウト展

行ってきました。サントリーミュージアム天保山。

いやはや。さすがジブリのネームバリュー。
すごい人出。平日やぞ。働けや！
（僕はお盆の代休です。）

レイアウトってのは建築に引き寄せて位置付けると、基本設計に似ている。行くまではてっきりエスキース(草案)みたいなもんやと思ってた。全然違った。

それを元に平詳・矩計や設備が同時に進み出すような感じ。

驚愕なのは、レイアウトが１場面に１枚以上あること。数が多すぎ、そして精度高すぎ(建築は基本設計図って平立断で足りる）。

ま、そもそも建築に引き寄せる必要がない。


けど、エクストリーム・ムラノ(村野藤吾の詳細図)を思い出した。

レイアウトもエクストリーム・ムラノも作るための図面やけど、その精度・密度ゆえに、それ単独で美術作品としての強度を持ってしまったところが共通している。


ええもん見た！
というのが率直な感想。
ただ、土日に行くと人の後頭部しか記憶に残らないんじゃねーか的な。
平日でもすっと見れなんだもんね。


ムスカを知らない相方。もしや金曜ロードショーが映らない地域？あーびっくりした。

卒業設計のときに毎晩「バルス！」と唱えてたのが懐かしい。あと千代の富士のモノマネね。「体力の限界っ！」



京都工芸繊維大学美術工芸資料館にてアーキニアリング・デザイン展も始まったよ。


※エクストリーム・ムラノがわからない人は第34回YSSK TIME「アンビルト・ムラノ」を聴いてみよう。

角切りビーフステーキのカレーライスに角切りビーフステーキをトッピングする夢の先

角切りビーフステーキのカレーライスに角切りビーフステーキをトッピングする夢の先がある。

美味！牛タン山盛りをトッピングする。夢ではなくそこにある現実。

印度屋でこのトッピング、どこのセレブや。地元のzunなど、これを聞いたら腰を抜かすだろう。

このカレー、素晴らしい。
口に運ぶ捨てスプーンが１回もない。こんなことがありえるのか。
なにも意識せずに食べて、最後にステーキがひとかけ残る小さな奇跡。


いろんなことが少しづついい方向に回りはじめた少しいい夜なので。

復ッ活ッ！

復ッ活ッ！

携帯電話！復ッ活ッ！！

携帯電話！復ッ活ッ！！

バン！バン！バーン！


と、柳龍光の毒手の毒が裏返った範馬刃牙にたいしてテンションの上がった烈海王のようにテンションが上がっている。

電池パックが異常に膨れて、フル充電でも昼までもたへんダメっぷり。５分も通話できへん。いくらシャア専用携帯でも３倍のスピードどころじゃないわ。そっち側に早くても意味ないし。

ソフトバンクショップ行って、電池パック見せたら寿命ですねぇて言われた。２年契約やのに１年で寿命てどういうことや！って、１５才の頃なら店頭で店員の頭掴んでた。

しゃーないから取り寄せてもらって、復っっ活ッ！

リアルに業務に支障をきたしてたしホッとした。
加えて、連絡無精に拍車がかかってたからなぁ。

あーそういや最近僕から電話ないなと思ってるそこの女子の方。安心して、いや、油断しないでください。電話します。

男子は大丈夫。どちらにせよ竜さんかJingくらいにしか電話しない。あとの方は用事あるときだけやわ。


今朝モーニング食べたカフェの店員がめちゃかわいかった。
松下奈緒をややマイルドにした感じの鼻筋の通った美人。あの人、日本一キャスケットが似合う。

中庸

26連勤終～了～。

やたー。乗り切ったった。

１年前はニークル生活の真っ只中で体からも心からも腐臭がしてたけど、今は体の軋む音が聞こえる。あの歌が聞こえる。ゲップからは昨日のカレーの匂いがする。時間を気にせず目を覚ます幸せ。角切りビーフステーキカレーのトッピングに角切りビーフステーキをつける夢。年々お気に入りの女性が増えていく。こればっかりはとどまるところを知らない。キャパの底が知れない。俺の胃袋は宇宙だ、的な。戸田恵梨香と付き合うハウトゥー本が出版されたらきっと買う。あの歌が聞こえる。

テーマのはっきりしないエントリー（ブログの記事）はダメやという事がわかった。

孔子を読み直してみよう。

naomiのドレス姿が楽しみ。chie、しばらくBBQは難しいわ。あの隣のデカいスーパーつがぶれて食料の調達が困難やし、何より休みがなーい。ただ年末のcacamoto会をうちの実家に移転しようと企画してるという秘密の情報（cacamoto家開催が困難なため）。

夏、決戦前。

事務所の目の前の公園で、小学生が必死にセミの駆除に勤しんでいる。ありがたい。
透明やったはずの虫かごが真っ黒に見える。ちょっと笑える密度。
お母さんにとっては罰ゲームやな。

市役所でyokotamaセンパイとばったり会う。
お忙しそうでほとんど話できへんかったけど、お元気そうな様子。ああいうとこで会うとちょっとうれしいなぁ。
nakkoさんはもうちょっと東に行けば会えるとしても、meguさんにはどうやったら会えるんやろうか。会いたい。

冬のお茶の間でコタツを抜け出て便所に立ったが最後、みかんやせんべいを取って来させられるような感覚で、市役所出た途端に心斎橋に出張るよう指令が下る。暑い。

ただでは帰れんので、松坂世代の美、やっ、相方の店に立ち寄る。
中でお忙しく仕事されてたのに、松坂世代の美人がわざわざ出てきてくださった。
いとドンピシャ（口語訳：御髪を短くしておられて、基本的には長いほうが好みやけど、とても似合っていらっしゃるし、て言うか、もはやどうあったとてもドンピシャですなぁ）。
そして一級試験受験への激励をいただく。やる気出た。かなり。

こっからまくるでぇ。たぶん。

いつもここから

悲しいときー。

悲しいときー。

三日間一緒の女子で、初日は服やら気合い入ってたのに「この面子ならいいや」みたいな感じがひしひしで、二日めは抜いた感じになってて、思えば自分もその面子の一員だったときー。

三日間一緒の女子で、初日は服やら気合い入ってたのに「この面子ならいいや」みたいな感じがひしひしで、二日めは抜いた感じになってて、思えば自分もその面子の一員だったときー。


悲しいときー。

悲しいときー。

朝からなんか乳首が痒いなぁと思って、便所で確認したらやっぱり乳輪から生えた毛が弧を描いて乳首に突き刺さってることが確認できたときー。

朝からなんか乳首が痒いなぁと思って、便所で確認したらやっぱり乳輪から生えた毛が弧を描いて乳首に突き刺さってることが確認できたときー。


悲しいときー。

悲しいときー。

同い年か少し下くらいの女の人（だと思ってる）でちょっといいなって思ってたら、既婚者だったときー。

同い年か少し下くらいの女の人（だと思ってる）でちょっといいなって思ってたら、既婚者だったときー。


悲しいときー。

悲しいときー。

その子と話してて、「あれ？ヤニくさいな」と思い、「あの人と喋ってたからやな」と決め込んでたら、翌朝タバコ吸ってるところに出くわして、「そらあんだけ匂いしたら本人やろ」と、でもあえて気付かないでおこうとしていた昨日の甘えた自分に気付いたときー。

その子と話してて、「あれ？ヤニくさいな」と思い、「あの人と喋ってたからやな」と決め込んでたら、翌朝タバコ吸ってるところに出くわして、「そらあんだけ匂いしたら本人やろ」と、でもあえて気付かないでおこうとしていた昨日の甘えた自分に気付いたときー。


悲しいときー。

悲しいときー。

それでもやっぱりデレデレして、ブレのない女好きな自分がいたときー。

それでもやっぱりデレデレして、ブレのない女好きな自分がいたときー。


悲しいときー。

悲しいときー。

仕事がはねて、せっかくの京都やしと思って声かけたけど、全員に断られて、工繊大の近くまでトボトボ歩き、まぁ「めんぼう」のから揚げ定食が食えるなら一人でもいいやと心の折り合いをつけたのに、すでに店じまいしてて、それすらかなわなかったときー。

仕事がはねて、せっかくの京都やしと思って声かけたけど、全員に断られて、工繊大の近くまでトボトボ歩き、まぁ「めんぼう」のから揚げ定食が食えるなら一人でもいいやと心の折り合いをつけたのに、すでに店じまいしてて、それすらかなわなかったときー。