アセンション事件簿45、ブッシュの軍事裁判、始まる

この記事で、軍事裁判の被告人とされているジョージ・W・ブッシュ元米国大統領は、その何代か前の米国大統領ジョージ・H・W・ブッシュの息子さんです。ジョージ・H・W・ブッシュは、1990年代初め頃にイラク戦争を始めた人でした。ある年齢以上の方は、当時のイラクのフセイン大統領について憎々しげに語る、当時のブッシュ(父)大統領の表情を、恐らく覚えておられることでしょう。

その当時から、もう30年以上が過ぎて、その息子が、大統領時代の戦争責任を問われることになるとは、時代の移り変わりを感じるとともに、何とか世界の進歩改善のために良い結果に結びついて行って欲しいと願わずにはいられません。

ここでの趣旨からすれば、それが地球のアセンションを促すだろうということですが、アセンションについて関心のない方にも、同様の趣旨は、ご理解頂けることでしょう。

この記事の内容は、以下のサイトの記事の内容を翻訳したものです。

https://realrawnews.com/2021/12/george-w-bush-military-tribunal-day-1/


(ここから)

ジョージ・W・ブッシュ軍事法廷、1日目。
　マイケル・バクスター記　2021年12月11日


12月8日、水曜日。

ジョージ・W・ブッシュが、被告人として手首に手錠を掛けられ、両脇を制服を着たMPに固められてGITMOの南の法廷に入り、彼の弁護人である弁護人机のデビッド・D・アウフハウザーの横に座った時、彼に対する軍の訴訟を審理するためにリストから選ばれた士官たちは沈黙して座っていた。

ブッシュらの隣には、地味なネクタイとダークスーツに身を固めた下級弁護士たちと法律事務職員らの一群がおり、どうやら、軍の毅然とした検察官である少将ダース・E・クランダルを威迫するために雇われた、法律関係の秘密会議の一団のように思われた。

ほぼ3時間近く続く冒頭陳述を始める前に、少将クランダルは、JAGとOMCが、公平無私で厳正な裁判のために、陪審員(候補者)を、いろいろな面から念入りに調査したことを、出席者全員に請け合った。けれども、JAGが面接した250人の士官のうち、元大統領に対する偏見や憎悪を示さなかったのは、たったの3人だけだった、と、皮肉を言った。

「被告人の犯罪によって、人生に何らかの形での影響を受けていない士官を見つけることは殆んど不可能だったので、私たちは、広い範囲に及ぶ面接を行わなければなりませんでした。」と、少将クランダルは、異議を煽るような言い方をした。

アウフハウザーは、少将クランダルの発言は、陪審員の悪感情を煽るのに十分なものであると主張し審理無効を要求した。

「私の所見は悪意によるものではなく事実なんです、アウフハウザーさん。この事件は、情実や偏見なしで審議が行われるでしょう。ですから、審理の無効という事はあり得ません。」少将クランダルは答えた。

JAGの証拠は、ジョージ・W・ブッシュが、第43代米国大統領の任にあった時に、国家とその国民に対して意図的に数々の反逆的行為を行ない、戦争犯罪や、敵対的な外国政府との共謀を含むその犯罪行為が、イラクとアフガニスタンにおける8,793名の兵士の死に繋がったことを実証するだろう、と彼は述べた。

「証拠は、ブッシュが、彼の違法な戦争から非常に大きな利益を得たことを示すでしょう。そして、それが、我々が、そうした戦争の間に失われた全ての生命に対して、１件(として)の謀殺(認定)を求めている理由の一つです。死亡者を実数より少ない起訴件数にまとめることは、失われた生命と破壊された家族を軽んずることになるからです。」と少将クランダルは述べた。

彼が話している間、ジョージ・W・ブッシュは、しわの寄った顔に、われ関せずと言った風情で歯を見せて笑い、弁護士のそばに黙って座っていた。時折、彼は、相づちを打ったり首を振ったりしたが、どうやら彼の弁護士の助言に対してのようで、そうでなければ、身動きせず、落ち着いて座っていた。

穏やかでないのはアウフハウザーの方で、少将クランダルが、ブッシュは、世界貿易センタービルの北と南のタワーで亡くなった人々の数について嘘を言ったということを、疑う余地なく証明する、と言った時、彼(アウフハウザー)の騒々しい声は、部屋全体に響き渡った。少将クランダルは、JAGは、表立って言われていることと全く違う証拠を持っている、と陪審団に言った。

「ツインタワーが崩壊した時に2,997人が死亡した、と私たちは思わされて来ました。これは、いわば、衝撃を和らげるための嘘でした。本当の数は、6,950～7,000名で、金曜日に証拠について検討し、証人の証言を始めれば、我々が、その数に、どのようにして到達したかが解るでしょう。あなた方は、ブッシュが、自分自身の声と言葉で、どうやって真実に気付かれない様にするかを上級スタッフと話し合っている音声録音を聴くでしょう。」少将クランダルは言った。

「これは一体どういう事ですか？ 9.11委員会報告書でさえ、9.11に対する依頼人の責任を免除しました。悲劇的な生命の損失、それは認めます。ですが、私の依頼人の責任では,ないでしょう。」アウフハウザーは言った。

「あなたの依頼人が、その報告書(の作成)を委託しました。それは、全ての人を調査の対象にしています、ただし、彼自身とチェイニーを除いてです。我々の証拠は、その報告書が、被告人から非難の矛先を逸らすための不正確さと誤りで満たされていることを証明します。」少将クランダルは言った。

「また、検察側は、航空機が国防総省に衝突しなかったこと、そして、ユナイテッド航空93便がブッシュとチェイニーの命令で撃墜されたことを証明します。責任はそれだけに止まりません。」

(人間の)死以外の有形の損失は、明白で非常に甚大なものになるだろう、と彼は言った、そして、金曜日の朝まで休廷にした。

(記事は、ここまで)


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