地獄界って．．．なに？

4次元というのは、実は、縦横奥行きに時間、という意味ではなくて、3次元の物理的な領域を離れても、物理的な領域にあった時のような物理的な物事に意識が向けられたエネルギー体の周波数レベルの領域のことでした。これは、人間の意識で言えば、肉体を離れても物理的な物事に執着している状態です。

地上の生活で、物品や土地などの獲得、所有、社会的な地位や立場の上下、勝った負けたのようなこと、肉体的な五感にまつわることなどにこだわり、それに意識を集中して過ごした人は、肉体を離れても、やはりそれを離れ難いようです。

霊界は意識の世界ですから、物理的な物や土地は必要ありません。身体的な感覚も物理的なものではありません。社会も地上のようなものではありません。けれども、関心が地上的なそういうことにしかなければ、霊体に戻っても、その幻想とも言えることに、こだわり続けることになります。それが霊界で意味があるものではないことは、ご理解頂けると思います。でも、それにこだわり、地上を離れても、それを求め続ける世界、それが、4次元低層域、地獄界なわけです。

そうしたことにこだわる人が増えて行ったのが、ペガサスからの移住者があって以降のことなんです。

霊界の指導者の方々は、その様子を見ていて、対策を講じることにされました。地上に、指導者を下ろすことになったのです。その役割を受け持つことになったのは、霊界の七大天使の一人、大天使ルシフェルです。今から一億二千万年前のことでした。

大天使ルシフェル、それは、以前ご説明しました、のちの地獄の帝王ルシファーですね。その頃、このルシという方は、地球への最初の移住者に同行してやって来て以来、二度の地上への転生で、指導者としての役割を全うし、霊界では、大天使としての霊域に居りました。

ルシファーが、オリオン大戦とも呼ばれる宇宙戦争を引き越した経緯については、既に　ご説明しました。その後、地球では大活躍していた時期もあったということなんですね。そして、この指導者としての任命になります。

結論から言いますと、ルシは、地上的な欲の世界に巻き込まれた、と言いますか、そうした意識に引き戻されてしまうことになったのでした。ルシ（地上名サタン）によって、地上は、文字通り、火に油を注ぐような世界になってしまったのです。

霊界に戻っても、元の霊域に戻ることは許されず、地下の深い所に封印されたのでした。彼に従っていた多くの天使達も、地下へ同行し、魔王と言われるような存在になってしまったのでした。これが、いわゆる地獄界に起こったことでした。