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地方の商工会議所 経営指導員(中小企業診断士)のブログ

田舎の商工会議所が行う中小企業への支援。そのリアル。

部会人事に職員は無力であれ

2025-04-30 07:56:00 | 商工会議所
今日は部下が担当する部会の、部会長に会いに行きます。
今年は役員改選の年ですが、その方は
「僕は次はもうやらないよ」
「もともと1期だけと言ってたし」
「後任は…特に思いつかないなー」
と仰ってるようなので、意思確認をしに行きます。
部会長として後任の目処も立てずに放り出す…なんてことはないと思いますが😅

こういう人事の話は、職員が下手に斡旋したりしないこと。組織としての自律性や、個人の自覚に悪い影響を及ぼしかねません。
「職員さんが何とかしやるやろ」と思われると苦難の道が始まります(笑)

NOTE

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行政と同じ方向を向いて、政策目的を実現へ

2025-04-28 08:02:00 | 商工会議所
県から会議所がもらう補助金で、どんな企業支援策を実施するか?
この時期はその企画が忙しいです。
どうしても、商品券事業や簡単な補助金事業(県から受けた補助金を原資に、企業に補助金を出す)のような、「ウケの良い事業」に走りがちです(笑)

でも、そこは!
その県が補助制度の要綱に定める(つまり、県が実現を期待する)「政策目的」を優先させたいところです。
そんなの当たり前やんと思われるかもしれません。でも、そうではない安直な事業を、企業が求める声を錦の御旗としてw企画してしまうこともけっこうあるのです…

行政がやることには全て政策目的があると言って過言ではないと思います。
同じ方向を向いて、足並みを揃えてやっていくことが大切ですね。
もし、真に企業ニーズのあることが政策目的に合致しないなら、それは県に「実は今、企業はこうなんだ」と訴えていく必要があると思います。



図々しくお節介されるのを嬉しがる人は多い

2025-04-24 18:51:00 | 商工会議所
今日は伴走支援先のなかでも、事業承継がなかなか進まない個人事業主さんを2軒訪問しました。事業承継・引き継ぎ支援センターの新任コーディネーターさんを連れて。
2軒とも代表は80代。長く親族内承継のつもりでいますが、なかなか話が進みません。後継者候補の息子に投げかけても反応が帰ってこない。もう何年も。
親子だから今さら改まっての話がしにくいのは分かります。だから、私が介入します(笑)
来月あたり、家族会議を私とコーディネーターの同席のもと行うことにしました。2軒とも。
後継候補者の覚悟を問いたいと思います(≖ᴗ≖ )ニヤリ
候補者も第三者視点や失敗事例などに関心あるのでは?と思っています。何が気になっているのだろう…
2軒ともに「お節介でしょうけど、家族問題に首突っ込ませてもらいます」と言うと、どちらも顔をクシャクシャにされてました😊

コーディネーターは中小企業診断士として独立したばかりの若い方です。事業承継計画策定のノルマみたいなものがあるらしく、少しでもお役に立てたらという思いもあります。彼の担当エリアはとても広いですが、私が働くこの街に少しでも愛着を持ってもらえたら嬉しいです。

NOTE
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ここ!という場やタイミングを見極めて(いつか集中投下?)

2025-04-23 08:35:00 | 商工会議所
商工会議所等の組織には付き物の「○○周年」。
今年度、私の勤める商工会議所も○○周年を迎えます。
今までの長い歩みを振り返り、先達に感謝する。そして、今後の十年とその先を見据えて、決意と団結を新たにし共有する。貴重な節目。
常議員さんや議員さんが、記念式典、記念誌、記念事業の3つの委員会に分かれ、具体的な企画を進めます。
先立って特別委員会が開かれて、そこで今回の周年の理念、テーマのようなものが設定されています。それを念頭に企画を進めます。
昨日は3つの委員会のうちの記念事業委員会でした。
こういう企画会議というものは、常に
「何か新しいこと(面白いこと)をやろう」という人と、「今回はそんなに凝らなくてもいいのではないか」という人の綱引きがあります。
前者が正しくて、後者はやる気がないとの評価は拙速です。組織の中においても、メンバーおひとりおひとりの中においても、時間や労力や資力は限られています。ここという場所やタイミングを見極めることは必要なことです。企画には当然、実現可能性を考えなくてはいけません。
今回は委員長が無難派だったので、議論はそちらに流れました。
凝った企画でなくても、思いを形に表すことはできます。工夫次第です。

NOTE
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