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地方の商工会議所 経営指導員(中小企業診断士)のブログ

田舎の商工会議所が行う中小企業への支援。そのリアル。

手は出さずに、顔と声を出す

2025-05-02 07:54:00 | 中小企業診断士・伴走支援
補助金申請のサポート。
最初は、計画作成の簡単な説明だけで
「まずは自分で書いてきてください」

最初からガイドしたりはしないようにする

「やっぱり僕には無理だ」
と知らないうちに断念されないように、
その後の声掛けは定期的に行っていく

『手は出さずに、顔と声を出す』

とりあえず、その方針で行ってみよう(笑)
全ては相手と自分の成長のために


NOTE
X

すべては相手の成長のために(安易に譲歩しない)

2025-04-19 12:37:00 | 中小企業診断士・伴走支援

再構築補助金の事業化状況報告をサポート。第2回目の採択者で、今回は3回目の事業化状況報告。
最初の補助金申請時の「わし、パソコンできひんねん」に、ついつい申請作業を代行しました(事業計画は本人が策定)。それ以来、何かあれば必ず毎回来られます…
ご本人、普段からインターネットも会計ソフト入力も自分でされています。しかも、娘夫婦と一緒に事業をされているので、その気になればできるはずと思います。
でも、何度促しても、既に得た成功体験は手放してもらえません(笑)
やはり、最初が肝心ですね。

支援実績欲しさに譲歩してはいけません。
偉そうな言い方になってしまいますが、
「すべては相手の成長のために」

関わる人の成長を実現するために、
頭を捻って工夫して、時間をかけて努力して、
それが私たちの人間力を高めることになって、
結局は私たちの成長にもつながっていきます
そう信じています


NOTE

https://note.com/tazz001/n/neeb5d2712bb5

X

https://x.com/keieishidouin7?s=21&t=GNO1FCuwv2Ao_iRPt3gxsA


火をつけたり支えたり、素敵な誰かと引き合わせたりしたい

2025-04-17 08:39:00 | 中小企業診断士・伴走支援

昨日は、伴走支援している(もしくは、しようとしている)企業を2軒訪問しました。
どちらもInstagramをブランディングと集客に活用しようとしているが、なかなか上手くいかない。というか、やり方が自己流すぎてよく分かっていないという状況と見て、押しかけ訪問しました…専門家を連れて♡(アポは取ってますw)

やり方は知ってて本人はできてるつもりだけど、「上手く」使えてない(しかも頑固な)飲食店経営者
マニアックなアプリは自由自在に使えるが、instagramは見たこともない拡大系やり手の整体院経営者
専門家の豊かな判断力と高いコミュニケーション力もあって、2人とも今後の具体的なアクションを自発的に宣言されていました。
なんとなく、伴走感ある終わり方をしたように感じています(笑)

プロフィール文は、chatGPTとの会話でどんどん改良できますし、
投稿画像は、Canvaで素敵なものが作れます(カバーも作ると楽で見やすい)。
あとは、それを覚える根気、追求する探究心、妥協しない強い意志を持ってもらう。私たちはそれに火をつけたり支えたり補強したり、素敵な誰かと引き合わせたりしたい。
昨日のように。
そう思います。
さあ、伴走支援がんばろー!

何気にXとNOTEを開設しています。当ブログと同じ内容ですけど(笑)

https://x.com/keieishidouin7?s=21&t=GNO1FCuwv2Ao_iRPt3gxsA


https://note.com/tazz001


相談の途中で、こちらが勝手に諦めるな

2025-04-14 08:14:00 | 中小企業診断士・伴走支援
昨日は日曜日でしたが、会員事業者さんからどうしてもと言われ借入の相談を受けました。

フォトグラファーがデザインの仕事も始めたところ軌道に乗って、中小企業相手にビジネス広報関係の仕事をしてきた。でも、最近のCanvaなどの安価なデザインアプリの隆盛で仕事は減少。簡単なスタジオを設けてフォトグラファーに原点回帰したいとのこと。その新規資金が欲しいと。

市場動向、競合、自社の強み、そして自分がこのビジネスを始めた根源等、あらゆる要素が検討された事業計画書をお持ちになりました。
資金繰りは厳しい。
そこに新規借入。
その意味するところは本人も重々承知されていました。
それでも!新事業をする必要がある!
まさに起死回生というような…
今始めないといけない理由も理解できるものでした

でも、返済遅延やリスケ経緯あり…
最初リスケの話を聞いた時は、この相談の結末が落ちていく場所が見えた気がしました。
あとは、思いや言い分を目いっぱい話してもらおう。それに対して出来うる限りの共感と助言を精一杯試みようと思いました。

子供の塗り絵を大人がするように、1マス1マス着実に仕上げていきました。
すると、思わぬところで様々なプラス材料が出てきました。
やっぱり、一生懸命考えて毎日頑張ってる経営者の頭と体には、自然と筋肉が付いているんだなと思いました。
あとは、それを見える化して、必要なら支援者が翻訳すればいい

結果はどうなるか分かりません。
借りた後もどうなるか予断は許しません。
でも、彼の思いを実現するためにもう少し骨を折りたいと思っています。

とりあえず、
相談の途中で、こちらが勝手に諦めなくてよかった!ということ
それをメモしておこうと思いました